★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 戦争50 > 358.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
米国は日本なしでは破滅する,世界の支配者間では常識---戦争をし,利益を独占すれば,世界を敵に回すことになる(株式日記)
http://www.asyura2.com/0403/war50/msg/358.html
投稿者 まさちゃん 日時 2004 年 4 月 02 日 15:23:26:Sn9PPGX/.xYlo
 

米国は日本なしでは破滅する、世界の支配者間では常識 --- 戦争をし、利益を独占すれば、世界を敵に回すことになる
2004年4月2日 金曜日


▼戦争の根本原因  なぜ、ブッシュは戦争をしたいのか?

根本原因は、「世界の覇権国家としての地位を維持したい」ことにあ ります。 そして、覇権国家の条件とは、軍事力と経済力で世界一であること。 米国は、第2次大戦後の1945年、文句なしの覇権国家でした。 ところが現在は、「見せかけの」覇権国家になっている。

軍事力は、文句なしで世界一。 ところが経済は、財政赤字、世界一の貿易赤字国、世界一の対外債務国で台所は火の車。 こういう、金遣いが荒く、暴力的で借金まみれのだんな(米国)を支えているのが、貯蓄好きで素直であげまんな、良妻賢母の妻(日本) なのです。

「米国は日本なしでは破滅する」 これは、もはや世界の支配者間では常識。 プーチン大統領のブレーンZ氏は言いました。「米国は、杖なしではあるけない老人のようなもの。杖とは何か?日 本である。米国から日本を取れば、あの国は崩壊する」ブッシュは経済問題を解決しなければならない。 ところが、米国がいくらがんばっても、賃金30分の1の中国に勝つことは決してできないのです。

ではどうするか? 彼らは、経済の血液である石油・ガスを独占すれば良いと考えた。アフガニスタン攻撃は、その上にあるトルクメニスタンの天然ガスを独 占するため。イラク攻撃は、原油埋蔵量世界2位イラクの石油利権を確保するため。

(そこに、軍産複合体の儲け、復興利権による儲け、キリスト教右派 の利益、イスラエルの利益がからむ) 米国は、こういう過激なやり方をしなければ崩壊してしまうので、必死 なのだ、ということを私達は知る必要があります。 でなければ、世界の世論、国連、安保理を無視して、大義名分が全然 ない戦争に踏み切る理由が見えなくなるのです。

▼誰も得をしない戦争

次に、「なぜ平和を求める動きが出てきているのか?」を、理想論では なく現実的な面(損得勘定)から見てみることにします。 フセインは開戦前、安保理の常任理事国ロシア・中国・フランスとの関 係を最優先していました。 その内容は、「石油利権をあなた方に与えるから、国連安保理を通して 私達を米国から守ってくれ!」 しかし、米国は、この3国を無視して攻撃を開始しました。

ロ・中・仏は、戦争でイラクの石油利権を失った。(涙) (フセインに貸した金も返ってこない)(涙)当然彼らは、米国に反撃します。 しかし、彼らには米国に対抗できる軍事力も経済力もない。ではどうするか? 唯一の武器は情報。 「米国は、大量破壊兵器もなく、アルカイダとのつながりもなかったイラクを、法的な手続きを経ずに(つまり違法に)攻撃した!」という世論を 盛り上げていく。この情報戦略の結果を私達は現在、目にしているのです。

この戦略は、結果として、米国が次の戦争に踏み切りずらい環境を作 り出しています。(平和を求める)さらに、米国への態度を変えているスペイン・ポーランド・イタリア等に ついて。

これらの国でも、国民の大部分は、戦争に反対していました。 それでも、指導者の鶴の一声で、派兵した。なぜか? スペインやイタリアは、ドイツ・フランスに欧州を牛耳らせたくない、ポーランドはロシアを恐れている等の理由ももちろんあります。 しかし、もっと重要な理由は、「米国に付けば、得だろう」つまり、「儲かるだろう」と考えたこと。

ところが、米国は、イラクの復興利権も石油利権も独占し、有志連合の 国々は、ほとんど命をかけた代償を受け取っていない。 これらの国の国民は、「自国民(軍人)の命を危険にさらし、犠牲にし、 しかも何も見返りがない。それどころか、米国に荷担したせいで、自国 がテロの標的になる!」と怒る。 要は、米国に反対した国も賛成した国も、誰も利益を受け取っていない。

「米国が利益を独占していること」、これが、平和を求める勢力の原動力 となっているのです。では、米国はなぜ利益を分配しないのでしょうか? 上記のように、米国は崩壊一歩手前にあり、それを回避する手段としての戦争がある。 ですから、米国は、イラクでも、中央アジアでも、コーカサスでも、利益独占に動き、決して分かち合おうとしません。

米国の今の状況は、
・戦争を止めれば、経済が破綻して崩壊する
・戦争をし、利益を分かち合えば、経済が破綻して崩壊する
・戦争をし、利益を独占すれば、世界を敵に回すことになる(平和を求め る動きが強まる)この選択肢の中で、ブッシュは、第3番目を選択しているのです。(中略)

▼激化するテロ

昔からの読者の皆様は、「セットの法則」を覚えているでしょうか? (NO213〜215 03年12月22日・23日・24日時流の読み方シリーズ参照)何かの出来事に対して、常に相反する二つの動きが出るという法則です。 これまで見てきたように、時流は、「米国が覇権から転落する方向」に向かっています。 そして、世界中で(理由はどうあれ)平和を求める動きが広がっている。

ところが、セットの法則で言うと、これは「戦争を求める勢力も活発にな る」というシグナルでもあるのです。 A君は、これまで仕事一本で生きてきて、女性に全く関心がありません でした。ですから、心の中に矛盾もなかった。 ところが、彼の目の前に、ぺっぴんで優しいB子さんが現れました。ほれてしまったA君の心の中に、「口説くべし!」という強い決意が生ま れます。ところが同時に「あんなべっぴん口説けね〜よ」という気持ちも芽生える。 そして、心の中の両者は、どちらかが勝つまで戦いを続けるのです。

国家レベルの例を挙げると、
例1
1、自衛隊をイラクに派遣すべし!
2、派遣絶対反対!
例2
1、緊縮財政!このままでは日本は絶対破産する!
2、積極財政!不況時に緊縮財政をすれば、経済はますます落ち込 む!
例3
1、北朝鮮には強硬姿勢で行け!
2、「窮鼠猫を噛む!」懐柔するべし!

等々。 今、ブッシュが違法にイラクを攻撃したこと、利益を独占したことを理 由に、世界が平和に向かって連携しつつあります。

ところが、これに対する反作用として、戦争を求める動きが強まるの です。 具体的には、世界中でテロがますます増加していく。そして、国際世論を「ほらね!国際テロは怖いでしょ?ブッシュは正 しかったでしょ?」と誘導する動きが強まってくる。今回のメルマガの題は、「兆し」ですが、「平和な世界に大前進!」 とか、「世界平和一歩手前!」ではないのは、上のような理由によるのです。 まだまだ長い戦いが続くのですね。

▼希望

大変な時期に生きている私達ですが、私自身は、将来に希望を持って います。 それは、「歴史は、戦争と平和を繰り返しながら、徐々に良い方向に向 かっている」という信念というか、事実があるから。 これは、本当にその通りなのです。

かつて、欧州の国々は、中南米の文明を崩壊させ、インディアンやア ボリジニを大虐殺し、黒人を商品として取引していました。自由の国米国でも、わずか150年前までは、奴隷が当たり前に存在し ていた。 日本でも当時は、士農工商・えた非人という身分差別があり、武士は その他の階級を切り殺す権利を持っていました。

また、第二次世界大戦前は、世界のほとんどの国が、欧米の植民地 だった。 その後、冷戦があり、ソ連が崩壊し、人類は今も懲りずに戦争を繰り返しています。 「今も昔も変わらない」 そう考えたくなる事実も多いですね。しかし、中学生レベルでも、歴史の教科書を見てみれば、明らかに世 界は良い方向に向かっている。

若い頃はケンカばかりしていた暴走族のお兄ちゃんも、そのうち、改 心し、就職し、結婚し、いい父親になります。男は、彼女とケンカしているよりも、抱きしめてマッタリしていた方がい い。私たちの世界は、個人の集合体ですから、長い時間をかけて、不幸 なケンカを止め、「仲良くした方が幸せじゃん」と思うようになる。歴史の教科書は、その最高の証なのです。


ロシア政治経済ジャーナル No.247

(私のコメント)
先日の月曜日に「たけしのTVタックル」で日本がアメリカに「NO]と言えるかどうかについて、ハマコー先生ほか国会議員7,8名が討論していましたが、国会議員の先生方もアメリカに対する認識はハマコー先生と同じく、アメリカに対する恐怖心は相当なものだ。軍事力においてアメリカの他に歴史上でダントツの強さを持った国は無いだろう。

経済においても規模においても圧倒的な大きさを持っています。日本は大東亜戦争でさんざんアメリカの強さを見せ付けられました。しかも原子爆弾を投下するという暴挙も平気で出来る国だ。アメリカ人に広島、長崎の原爆投下をどう思うかと聞いて、「申し訳なかった」と謝るアメリカ人はほとんどいない。だからアメリカ人は恐ろしい。

もしアメリカと日本が対立するようなことがあれば、三発目の原爆を日本に落としかねないとハマコー先生は言っていた。その通りかもしれないが、日本人はなぜアメリカが原爆を実際に使った極悪非道の国家であることを非難しないのか。広島の原爆慰霊碑には「この過ちは二度と繰り返しません」と刻まれているそうですが、「過ち」を犯したのはアメリカ人なのだ。

確かにアメリカは圧倒的な国力を持っていた。しかしこれからも永遠に持ち続けることは物理的に不可能だ。すでにその兆候はベトナム戦争の時から出ている。そして通貨であるドルが価値を失ってきた。それでも有事のドル買いといって一時的に強くなる時もありましたが一貫して価値は値下がりを続けている。

それでもアメリカ経済が何とか持っているのは日本が支えているからだと「株式日記」で書いてきました。経済的のみならず軍事的に見ても、日本の協力関係なくしてアメリカの軍事的覇権はありえない。朝鮮戦争にしてもベトナム戦争にしても、日本がベースキャンプになっている。イラク戦争はドイツがベースキャンプになっているが、近くドイツはアメリカ軍を国内から追い出すだろう。

ポーランドや東欧はドイツの代替にはならない。この理由はフィリピンやシンガポールが日本の代替にならないのと理由は同じで、空母などの艦船や航空機などのメンテナンスが出来ないからだ。またアメリカ本土から遠くになりすぎて兵站が伸びすぎる。日本なくしてロシアや中国の海軍の進出を防げるのは地理的に日本しかない。

だからアメリカ軍にしても日本なくしてアメリカの覇権はありえないと分かっているはずだ。防衛庁出身の志方氏などはアメリカを敵にしてエネルギーや食料はどうするのかと指摘するが、先進諸国でエネルギーも食料も自給自足できる国などどこにもない。アメリカですら近いうちに石油を7割も輸入するようになる。(だからアメリカはおしまいなのだ。)

ここにきてスペインやポーランドやイタリアがアメリカに反旗を翻し始めた。そうしないと政権が持たないからだ。イギリスのブレア政権ももたないだろう。そうなると性格破綻した亭主に従うのは日本という献身的な妻しかいなくなる。小泉首相はアメリカと一家心中をしようとするつもりだろうか。


「2050年前後にはアメリカ帝国は存在しない」

◆<イラク>米国人4人殺害で犯行声明 ヤシン師暗殺の報復

【バグダッド福島良典】イラク中部ファルージャで米英占領当局(CPA)の請負業者の米国人4人が惨殺された事件で正体不明の武装集団が1日、イスラエル軍によるイスラム原理主義組織「ハマス」の精神的指導者アハメド・ヤシン師の暗殺に対する報復と宣言する犯行声明を出した。イラクは米軍、パレスチナはイスラエル軍の共に占領下にあり、パレスチナ情勢の悪化がイラクに波及、対米攻撃に拍車をかけている。

 ファルージャで犯行声明のチラシを配布したのは「アハメド・ヤシン殉教者旅団」と名乗る団体。「米国人の墓場ファルージャ」と題された声明は住民が米国人遺体を傷めつけたのは「高まる反米感情」の結果であり、「米軍がモスク(イスラム礼拝堂)や住宅を襲撃、宗教指導者を逮捕・拷問し、女性、子どもを恐怖に陥れていることに対する答えだ」と強調、米軍撤退を要求している。

 ファルージャには旧フセイン政権寄りのイスラム教スンニ派の住民が多数暮らす。現在、冷遇されているイラクの旧政権支持者とイスラエル占領に苦しむパレスチナ人は「反米」で共振しやすい。犯行声明は対米攻撃について「パレスチナ人、さらに犯罪者のシオニスト(ユダヤ国家再建主義者)によって殺害されたアハメド・ヤシン師の遺族に対するファルージャ住民からの贈り物だ」と説明している。

 CPAのブレマー行政官は1日、ファルージャ事件を「イスラム教を含む宗教信条に反する許しがたい卑劣行為だ」と非難。駐留米軍のキミット准将は武装勢力の鎮圧強化を宣言した。一方、イラク警察は3月31日夜、放置されていた米国人4人の遺体を回収し、米軍に引き渡した。(毎日新聞)
[4月2日11時16分更新]


ブラックホークダウンの悪夢がイラクに甦った
日本の自衛隊も明日はわが身?

 次へ  前へ

戦争50掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。