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フランス内閣改造 サルコジ氏が財務相 後任内相にドビルパン氏
【パリ1日坂井政美】フランスのラファラン首相は三十一日、統一地方選挙での与党大敗に伴う内閣改造を行い、新閣僚を発表した。
治安対策に手腕を発揮して国民の人気が高いサルコジ内相を経済・財務・産業相に登用。内相の後任には、イラク戦争で反米の論陣を張ったドビルパン外相をあてた。新外相は欧州委員会のバルニエ委員(地域政策担当)が決まった。初の女性国防相のアリヨマリ氏は留任した。
前内閣で注目を集めたメール財務相やマテイ保健相、フェリー教育相ら民間から起用された閣僚は今回の改造で姿を消し、新内閣は有力政治家を主要ポストに据える実務優先の手堅い布陣となった。
二十八日の地方選では、年金、医療保険改革や失業問題などへの不満から政権への批判が高まり、与党右派は地域議会選挙区のほとんどで左派に過半数を奪われた。歴史的惨敗の責任をとって全閣僚が辞任。シラク大統領はあらためてラファラン氏を首相に指名したうえで大幅な内閣改造に踏み切った。(西日本新聞)
[4月1日15時4分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040401-00000071-nnp-int