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イラクに向かうスペイン軍部隊の交代要員が29日、スペイン北部のサラゴサ空港で8時間あまり足止めになる騒ぎがあった。原因は「派遣するかどうかの判断を下すサパテロ次期首相の書面が届いていない」とアスナール首相が出発に待ったをかけたため。約160人の交代要員はぎくしゃくする政権交代のとばっちりを受けた。
アスナール氏がサパテロ氏の指示を仰いだのは一見すると次期首相に敬意を払っているようだが、実は違う。左派のサパテロ氏は「7月以降の条件付きイラク撤兵」を公約に掲げ、中道右派から政権を奪った。そのサパテロ氏に交代要員とはいえ、あえて「イラク派遣」の命令を下させ、有権者の失望を誘おうという策略との見方が多い。
サパテロ氏は「6月30日までは国際公約なのでスペイン軍部隊をイラクに駐留させる」と選挙戦でも主張していた。アスナール氏への書簡では「4カ月の任務を終えて帰国する兵士の権利を侵害してはならない」と交代要員の派遣よりも帰国にあえて力点を置いた。(パリ=奥村茂三郎) (12:27)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040331AT2M3002531032004.html