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【ローマ井上卓弥】スイスで開かれているキプロス再統合交渉で、アナン国連事務総長は29日、キプロス共和国(ギリシャ系)と北キプロス・トルコ共和国(トルコのみ承認)代表と、現地入りしたギリシャ、トルコ両国の首相に対し、具体的な統合条件を盛り込んだ最終仲裁案を提示した。
外交筋によると最終仲裁案には▽北キプロス領土をギリシャ系キプロスに返還する比率の拡大▽北キプロスへのギリシャ系住民の帰還許可数を縮小――などが盛り込まれている。これまでの交渉では、人口や経済力で優位に立つギリシャ系による支配確立を恐れる北キプロスが、帰還民の数や土地所有権の移転に永続的な制限を加えるよう要求し対立が続いている。
国連はキプロスの欧州連合(EU)加盟(5月1日)前の再統合実現を目指しており、来月20日には最終仲裁案への賛否を問う住民投票が南北双方で実施される。今回の協議で合意が成立しなければ、投票結果に悪影響が出るのは必至だ。
[毎日新聞3月29日] ( 2004-03-29-21:36 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040330k0000m030041001c.html