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スペイン捜査当局は27日、マドリード南東郊外の住居で11日の列車爆破テロで使われたものと同種の爆発物と火薬とともに主犯格とみられるモロッコ人のジャマル・ゾガム容疑者ら2人の指紋を発見した。列車テロとイスラム過激派を結ぶ新たな物証となる。同事件で拘束中の容疑者は18人に増えた。
ゾガム容疑者は爆発物のタイマーに使われた携帯電話の記憶用ICカードをマドリード市内の携帯電話店で取り扱っていた。同容疑者は1997年ごろ、イスラム過激派の国際テロ組織アルカイダのスペインでの組織に加入したとされる。
もう1人の指紋は「エル・キミコ(化学者)」のあだ名を持つアブデルラヒム・ズバク容疑者のもので、同容疑者が火薬を調合したとみられる。(パリ支局) (14:05)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040329AT2M2800B29032004.html