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台湾の総統選挙を巡る混乱で、小差の敗戦を認めない国民党など野党側は27日、47万人(台北市の警察当局調べ)を動員して台北市内の総統府を取り囲み、陳水扁(チェン・ショイピエン)総統の退陣と選挙のやり直しを求めた。陳総統は同夜、敗れた連戦(リエン・チャン)・国民党主席と29日に無条件で会う用意があると表明、社会の秩序の回復に強い決意を示した。しかし、野党側は一枚岩ではなく、混乱の収束にはなお時間がかかりそうだ。
3万票足らずの差で敗れた連氏は、抗議集会で選挙の不正と陳総統の銃撃事件の疑惑を取り上げ、票の即時再集計と独立調査委員会による事件の真相解明を訴え、総統に直ちに会見するよう求めた。さらに「目的が達成されなければ抗議行動はやめない」と述べ、長期闘争の構えを示した。
連氏は20日の開票終了後から選挙無効を訴え、支持者が総統府前で抗議の座り込みを続けてきた。連陣営は選挙無効から票の再集計、選挙のやり直しと要求をエスカレートさせた。与野党は票の再集計実施では歩み寄ったが、再集計の方法については立法院(国会)で合意しておらず、30日から再協議に入る。
陳総統は集会後に記者会見し「台湾は民主的な法治国家だ。異なった立場や主張があるのは正常だが、争いごと、特に選挙の争いは法制の基礎で解決しなければならない。台湾の団結を分裂させてはいけない」としたうえで、野党が攻撃している選挙の不正の存在を強く否定した。そして、司法を尊重して、与野党が協議して速やかに票の再集計をすべきだとした。
また、銃撃事件を「自作自演」とする連氏らに対しては「私の人格への最大の侮辱だ。口を閉じろ」「お金を出すから、世界で最高の射撃の専門家を呼んで、事件を再現させればいい。自作自演だったら、総統を辞める」と反論した。
(03/28 00:08)
http://www.asahi.com/international/update/0327/012.html