★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 戦争50 > 1114.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
イラク統治評議会のパチャチ氏「主権移譲の日程堅持」 [読売新聞]
http://www.asyura2.com/0403/war50/msg/1114.html
投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 09 日 23:02:10:Mo7ApAlflbQ6s
 


 イラク統治評議会メンバーで元外相、アドナン・パチャチ氏はフセイン政権崩壊1周年にあたり、読売新聞と会見、現在のイラク騒乱に強い憂慮を表明しながらも、「6月末の主権移譲は予定通り行われる。遅らせればテロリストを喜ばせることになる」と述べ、主権移譲日程を堅持することが肝要との考えを強調した。(バグダッド 岡本 道郎)

          ◇

 パチャチ氏との一問一答は次の通り。

 ――騒乱をどうみるか。

 すべてのイラク国民に自制を呼びかけたい。(イスラム教シーア派反米指導者)ムクタダ・サドルは宗教界では重要な地位は占めていないが、国民の間に(占領と経済状況に対する)不満がはびこっている。状況は極めて不安定で、拡大するかもしれない。

 ――スンニ、シーア両派が結束した1920年の反英暴動の再来となるか。

 そうは思わない。当時存在した(両派の)統一行動は存在しない。それに35年間の独裁と3つの戦争を経験した国民は、これ以上の暴力を欲していない。

 ――騒乱収拾の糸口は。

 すべての当事者が調停に動いている。だが、最も重要なことは法と正義の確立だ。サドルは殺人者であり、(宗教指導者であろうと)法の裁きを受けなければならない。ファルージャでも、米国人を惨殺した暴徒が捕まれば状況は改善するだろう。ただ、第3代イマーム、フセイン殉教40日目を記念するシーア派儀式「アルバイーン」が最も盛り上がる今月10、11日に不測の事態が起きれば、予測不可能となる。

 ――主権移譲日程への影響は。

 ない。延期すれば、テロリストを喜ばせることになる。

 ――暫定政府の構成は。

 現行の統治評議会を拡大する方向だ。拡大の方法について連合国暫定当局(CPA)、国連と協議中だ。

 ――シーア派最高権威アリ・シスタニ師のお墨付きは得られるか。

 来年1月の選挙まで約7か月間の暫定政府だということを忘れないでほしい。

 ――イラク国民にとってこの1年は。

 独裁者を排除し、長年奪われてきた自由を手にした意味は極めて大きい。生活はなお苦しいが、給料は増え、経済はさらによくなる。治安問題は主権移譲で解決できる。多額の支援金を拠出し、自衛隊も派遣した日本には感謝しており、さらに経済再建協力を期待したい。大事なことは我々に明確な未来像が見えていること。楽観的であっていい。(民主国家建設以外に)他に道はないのだから。

(2004/4/9/21:48 読売新聞 無断転載禁止)

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040409id25.htm

 次へ  前へ

戦争50掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。