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カルバラの衝突でイラク人15人死亡、イラン人巡礼者6人銃殺される
[カルバラ 9日 ロイター] イラク中部のイスラム教聖地カルバラで、8日から9日にかけてポーランド軍やブルガリア軍とイスラム教シーア派武装組織との間で衝突があり、イラク人15人が死亡。ポーランド軍の検問所では、6人のイラン人の巡礼者が銃殺された。現地の警察当局や医師などが明らかにした。
事件は、数百万人のシーア派信徒が集まると予想されているカルバラでの伝統行事「アルバイン」を翌日に控えたなかで起こった。
米軍主導の連合軍はすでに、巡礼者の安全は保証できない、と警告している。カルバラでは3月、やはり伝統行事「アシュラ」が行われた際に自爆事件が起こり171人の死者が出た。
8日から9日にかけて続いた連合軍とサドル師支持者による交戦では、イラク人21人が負傷した。
また、カルバラの警察当局によると、死亡した6人のイラン人巡礼者は、自動車でバベルとカルバラを結ぶ道を走っていて、検問所に近付いたところで撃たれたという。今週にはいってすでに、同様な形で5人のイラン人が死亡している。
(ロイター)[4月9日16時20分更新]