現在地 HOME > 掲示板 > 戦争50 > 1033.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
「テロリストへ」に続き「小泉首相へ」の一文を書き込みしよう思っていたが、小泉首相の昨夜の行状を知った現在ではそれは虚しいものになったようだ。
「日刊ゲンダイ4・10」に拠れば、小泉首相は、イラクで日本人3名がテロリストを拘束されたとの情報を受けた外務省が「対策室」を立ち上げたという報告を受けた後も、安部幹事長や新聞社編集委員らと2時間あまり酒を酌み交わし続けたという。
今回の事件は、期限が3日間と短く内容的にも高度な政治的判断が求められるものである。
小泉首相は、今朝の会見でも、「3人の方の救出に全力をつくす」と語っている。
少し前には、3・11マドリード列車爆破テロを受けるかたちで「国民はテロと戦う覚悟がある」などと胸を張った。
危機管理の重要性を語り、テロとの戦いで国民に覚悟を求める政治家それも内閣総理大臣が、現実に起きた日本人を標的としたテロリズムの報告を受けてなお酒を酌み交わし歓談を続けたという事実を見過ごすことはできない。
森前首相もハワイ沖で米海軍潜水艦に激突された「えひめ丸」の事故の報告を受けてもゴルフを続けたが、あの事故はある意味事後処理しかできないものだとは言える。
ブッシュ大統領も、9・11WTCノースタワーに航空機が激突したという報告を受けながらも、フロリダの小学校で小学生のリーディングを聞き続けた。これも、大統領の適格性を疑うに十分な対応ぶりだが、個人的なパーティを続けたわけではない。
小泉首相は、自分にとって最大のテーマであるテロが起き、それにどう対応するのかを政治的に判断しなければならない状況にありながら、自民党幹事長や新聞社編集委員らと酒を酌み交わし続けたのである。
このような人物に今回の事件に対処できる能力があるかどうか以前に、対処してもいい人格がないと断じる。
そうは言っても、限られた時間のなかで対処しなければならない状況なのだから、小泉首相に陣頭指揮をとっていただき3名の解放を実現してもらうしかないし、すべきである。
そして、その後に、自らの責任をきちんと認識し、辞任していただきたい。
このようなとんでもない対応ぶりを見せた小泉首相が3人を見殺しにするような政治的判断を行ったとき、国民がそれをどう考えるかは自明であろう。
小泉首相は、3人を絶対に救出する義務を背負っている。
そして、それを達成したとしても、内閣総理大臣の地位を辞さなければならない政治的道義的過ちを犯したのである。
そんなことはないというのなら、報告後も酒を酌み交わし話し続けることがテロへの対応より政治的に優るものであったという説明をきちんとしなければならない。
(安部幹事長も、ご自身の普段の言動からどう身を処したらいいかは判断できるはずだ)
==============================================================================================
★ 依拠した情報
本日発行の「日刊ゲンダイ4・10」3面より:
見出し:「官邸・外務省のオソマツな対応」
記事内容:該当部分のみの引用
「<前略>
問題は小泉首相である。外務省に対策室ができた報告を受けながら、2時間あまり、新聞社の編集委員や安部普三幹事長らと酒を酌み交わし、その後、五反田の仮肯定に戻っている。」