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イラクで米兵ら13人死亡…米兵死者計400人に
読売オンライン 3月27日
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040327i203.htm
【バグダッド=岡本道郎】イラクで武装勢力掃討作戦を続ける駐留米軍およびイラク民間防衛隊は26日、国内2か所で武装勢力と激しく交戦し、米海兵隊員1人を含む13人が死亡した。
バグダッド西方約50キロファルージャでの戦闘では、米海兵隊員1人とイラク人5人の計6人が死亡した。またイラク中部ティクリート近郊でも、治安部隊と武装勢力の戦闘があり、米軍による訓練を受けたイラク民間防衛隊員4人、武装勢力側3人の計7人が死亡した。いずれもイスラム教スンニ派三角地帯にあり、元大統領フセインの支持勢力が多く残る地域だ。
ロイター通信やAFP通信によると、これで昨年5月1日のイラクでの大規模戦闘終結後の戦闘やテロによる米兵の死者は計285人となり、イラク戦争中の115人と合わせると、計400人となった。
ファルージャはこれまで米陸軍第82空てい師団が管轄していたが、今週から海兵隊に移管されたばかりだった。ファルージャは、スンニ派三角地帯の中でも最も危険な地域のひとつとされ、米軍部隊が市中心部に入り込むことはこの数か月ほんとどなかった。
武装勢力は、米軍部隊が市中心部に入った際、ロケット推進式てき弾筒(RPG)や迫撃砲などで攻撃を開始し、戦闘は数時間続いた。AP通信によると、武装勢力のうち、数人は一般市民の服装をしていたという。イラク人の死者には、戦闘を取材していた米ABCテレビのカメラマン1人も含まれている。
(2004/3/27/11:16 読売新聞 無断転載禁止)