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2004.03.22
Web posted at: 15:59 JST
- CNN
ワシントン(CNN) イラクの大量破壊兵器(WMD)をめぐる国連査察を率いたブリクス国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)前委員長は21日、「対イラク開戦の時点で、WMDの存在を示す根拠は急速に崩壊しつつあった」などと語り、米英が主張するイラク戦争の正当性をあらためて否定した。CNNのインタビュー番組で語った。
ブリクス氏は、開戦直前の昨年2月にパウエル米国務長官が国連安全保障理事会に示したWMD存在の証拠とされる情報は「不確実な内容だった」と指摘。「ライス米大統領補佐官らに意見を伝えたが、米政府はわれわれを無視することにしたようだ」と語った。さらに、米政権が開戦に踏み切った経緯について「白黒をはっきりさせたいあまりに、灰色部分を残すわれわれの報告を聞き入れず、結論を急ぎすぎたようだ」と批判した。
また、国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長も同日、CNNとの電話インタビューで、イラクが開戦時に核兵器開発を再開していなかったとの「確信があった」と強調。「われわれの正しさは歴史が証明してくれる」「過去1年間の出来事で、査察には時間がかかること、忍耐が必要なこと、査察が実効性を持つことなど、われわれは重要な教訓を得た」などと語った。
米英両国が戦争正当化の根拠として挙げたWMDは依然として発見されず、両国が脅威を誇張したとの疑惑が強まっている。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200403220007.html