現在地 HOME > 掲示板 > 戦争49 > 917.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
20日の台湾総統選挙で惜敗した連戦・国民党主席陣営は、陳水扁総統再選につながる決定的要因になった陳総統銃撃事件に疑いの目を向けている。陳総統側は「自作自演の陰謀」説打ち消しに躍起だ。
一方、捜査当局の調べで、犯人像がおぼろげながら浮かび上がってきた。
事件直後に陳総統が収容された台南の奇美病院は、21日、陳総統が自分で歩いて病院に入ってくる様子を撮影した映像を公開した。
治療過程に疑念を持つ連氏支持者らが、カルテや映像を証拠として保全するよう求めていることへの対抗措置だ。
公開映像には呂秀蓮副総統の治療シーンはあったが、陳総統の方はカーテンで遮られていた。
台南市に住む連氏支持の男性(32)は「目撃者が多いのに、なぜ犯人がつかまらないのか。投票日前日というのも絶対おかしい。同情票を狙ったのは明らかだ」と語る。
総統府も、広がる「陰謀説」の否定に懸命だ。同日、「国家元首の医療記録は国家機密だが、デマ鎮静化を図るため」として、陳総統が縫合処置を受ける写真を特別に公開した。
一方、21日付の台湾各紙が警察の捜査状況などをもとに伝えたところによると、犯人像としては、総統選を対象にした賭博(とばく)の胴元が犯行に及んだとの見方が最有力だ。選挙直前、連戦陣営が優位だったことから、土壇場で形勢を逆転することで暴利をむさぼろうとした可能性がある。
陳総統への個人的な嫌悪など、その他の犯行動機も排除できないという。中央通信によると、警察当局は21日夜、1人が陳総統の車の右前方から2発発射したとの鑑識結果を発表した。また、角刈り頭、身長約170センチ、35歳前後の男性2人を現場で見たとの情報もある。
現場検証結果では、1発目の銃弾が陳総統の乗っていたオープンカーのフロントガラスにあたった後、弾道が変わり呂副総統の右ひざに命中。陳総統の腹部にあたったのは2発目と見られる。陳総統を狙った銃弾は「鉛製」で総統の衣服から発見された。もう1発は「銅製」で呂副総統の座席の下で見つかったという。いずれも「自家製」だった。
発射地点の高さは同じ、雑踏の中での近距離からの発砲と見られるが、2発が同じ銃から撃たれたかは不明という。(台北・佐伯聡士、台南・竹腰雅彦)
(2004/3/22/01:44 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040321it14.htm
★ 関連スレッド
「【憶測】 再選されたばかりの陳水扁氏は近いうちに総統を辞任!?:陳氏陣営の捏造と思われる「陳水扁総統銃撃事件」」
( http://www.asyura2.com/0403/war49/msg/826.html )