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本日午前に放送されたテレビ朝日の「サンデープロジェクト」が、民主党の若林議員が中心になって取り上げている奥氏・井ノ上氏・イラク人運転手の銃撃殺害事件の「米軍誤射説」を取り上げた。
田原氏・若林議員・桝添議員・逢沢外務副大臣がこの問題を論じた。
若林議員が「米軍誤射説」の根拠を次のように説明した。
● 米軍(CPA)による事件の経緯説明が不明朗
12時半頃に発生した銃撃事件の日本政府(在イラク大使館を含む)への通報が6時間後の18時半頃になっている。
米軍(CPA)が当日開催され奥氏らも出席するはずだった復興会議の直前に「日本人2人とレバノン人1人が銃撃された」と説明している。(AFP通信発記事)
これについて、日本政府は、その説明は翌日のものだとしているが、「銃撃を受けて負傷」という表現があるのだから、死亡がわかっている翌日であるはずがないと若林議員がその信憑性を強調した。
● 銃撃状況から米軍による銃撃である可能性が高い
阿修羅では既報であるが、奥氏らの車よりも数十センチから1メートルほど高い位置から銃撃されたことから、米軍車両トップに据え付けられた銃器から発射されたと考えるのが自然である。
根拠として、30発以上も銃弾を浴びた左(前方向基準)側面ウインドウに対して反対側の右側面に当たっている銃痕が2個しかなくそれもウインドウ下部にあるのみで、10度ほど上方から発射されたと推定できることを上げた。
● 日本の警察(科捜研)が銃弾の金属成分を未公表
警察(科捜研)は「銃弾が7.62ミリ」・「旋条痕」のみを説明し、マスコミはそれに基づき「カラシニコフで銃撃された」と一斉に報じたが、同一径の銃弾を使う銃器は他にもあるので7.62ミリの銃弾ということでそれを断定することはできない。
銃弾の金属成分を調べれば、イラクで使われているものか、他のどこかが使っているかわかるはずなのに、それを公表していないのは疑惑を覚える。(日本政府の対応状況への批判とそうせざるを得ない背景を示唆)
若林議員は、米国は他の誤射事件でもそれを認め謝罪しているし、米国の考え方(価値観)からウソをつくとは思えず、日本政府が「米軍誤射説」を知っていながら政治的配慮で隠しているのではないという視点で“事情”を説明した。
桝添議員は身内を殺害された外務省の鈍磨な対応や日本政府のやる気に乏しい真相究明を非難したが、「米軍誤射説」については慎重で、政府が4月10日までに公表すると約束した捜査結果を待ちたいと語った。
“正直者”らしい逢沢外務副大臣は、「米軍誤射説」に困惑するわけでも反論するわけでもなく、とにかくあまり語れないという雰囲気で、ランクルの日本移送が遅れた言い訳(在イラク大使館は忙しかった(笑))のみを語るという状況だった。
テロ問題で出演していた佐々淳行氏は、若林説に具体的な反論をすることなく、テロリストの犯行だろうと語るのみだった。
田原氏は、初めて聞いたかのようなスタンスで、若林説(米軍誤射説)のもっともらしさには同意していた。