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イラク侵攻、テロの脅威を増大させた可能性=ブリクス前委員長
[シカゴ 18日 ロイター]
http://www.reuters.co.jp/news_article.jhtml?type=worldnews&StoryID=4602965
国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス前委員長は、イラク侵攻は中東を分極化するとともに、テロの脅威を増大させた可能性がある、との認識を示した。
ブリクス前委員長は、ブッシュ米大統領とブレア英首相を、1年前の米主導のイラク侵攻を正当化するために「魔女狩り」を行った、と批判した。
ブリクス前委員長は講演で、イラク戦争がもたらした悪い結果として、中東の分極化、北大西洋条約機構(NATO)の利益の不一致、国連(UN)安全保障理事会への悪影響、テロの脅威が消えないこと、などを挙げた。さらに、「テロの脅威は、弱まっていない」と語った。
3月11日にスペインで起きた列車爆破テロに関するコメントを求められたブリクス前委員長は、「明らかに、テロは増えた」と述べた。その上で、爆破事件は、アルカイダかアルカイダに関係するテロリストが、各国に対し、イラクに干渉すべきではない、とのメッセージを送ろうとしたものだ、と語った。
ブリクス前委員長は、UNMOVICのイラクで大量破壊兵器を発見する任務はブッシュ・ブレア両政権に阻害された、としている。また、両政権は、イラク侵攻を正当化するために、自らがイラクの脅威を誇張していたことを認識していただろう、とつけ加えた。
ブリクス前委員長は、フセイン元大統領を権力の座から引きずり降ろしたことを除けば、イラク侵攻から何も利益は生まれていない、との見方を示した。