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【バグダッド竹之内満】バグダッド中心部の「マウント・レバノン・ホテル」で17日起きた爆弾テロ事件は、同ホテルに3日前まで宿泊していたエジプト系携帯電話会社「オラスコム・テレコム」の社員を標的としたテロである可能性が出てきた。アルカイダなど過激派が、同市内でここ数カ月間に急速に普及し、イラク復興の象徴ともなっている携帯サービスを狙った疑いがある。
同ホテルの隣で工場を経営するカーシム・アルバイさん(40)によると、同ホテルにはオラスコム社の社員が複数滞在していたが、5日前に過激派とみられる人物から攻撃の警告を受けたため、3日前に退去した。他の外国人宿泊客も大半が退去していたという。
オラスコム社は昨年10月、バグダッド市内の携帯サービスを提供する「イラクナ」設立のため、中継局や交換設備の設置を米国の通信機器大手と契約。有線電話の復旧が遅れていることもあり、今年に入ってバグダッド市内には多数の代理店が設立され、携帯電話がバグダッド市民の間に急速に普及している。
同ホテル周辺では、事件から一夜が明けても火災の煙が立ちこめ、爆発の激しさを物語っていた。ホテル向かい側の民家は半壊し、18日朝になっても火はくすぶり続けた。並びのホテルや商店の窓ガラスや看板は跡形もなく吹き飛び、周囲には大破した乗用車5台が折り重なっていた。
車が爆発するのを目撃した別のホテル従業員男性(50)は「帰宅しようとすると、ホテル前に止まっていた車から太い火柱が上がり、大きな爆発音が響いた。ホテルはあっという間に火にのまれた」と話した。
[毎日新聞3月18日] ( 2004-03-18-21:14 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040319k0000m030074000c.html