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モロッコ政府筋によれば、ラバトは2003年6月、今回逮捕された主要容疑者の一人であるジャマル・ズガム(タンジールのモロッコ人・30歳)のスペインへの帰路で、彼のアルカイダへの所属を警戒し、マドリッドに対して警告を出していた。
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ラバトはイスラム主義者との戦いに対して、おおいに行動的であった。彼らの国際的下部組織<モロッコ・ルート>がマドリッドの爆撃に関係するものとして、さまざまな反テロ調査において、原因として引き出されたのだ。
9・11から3・11までの攻撃に参加したテロリストの養成現場の存在が疑われているが、モロッコは自国の市民によって被った2003年3月16日のカサブランカ攻撃をも同様に、テロの標的であったのだとしている。
このテロの翌日、イスラム教徒社会のなかで、警察と司法とによる大規模な調査がおこなわれた。また3月16日、ただちに反テロ新法が可決された。この枠内において、多数のイスラム教徒が不審尋問された。数十の訴訟が16人の死刑および重刑囚とを生みだした。
現在、不審尋問と訴訟とはあまり報道されていないが、一定の速度で続行されている。警察筋はAFPに対し「2004年初頭以来、原理主義者の共同体から約200名の逮捕者が出たが、タンジール(ジャマル・ズガムの出身地)の同寺院に頻繁に通っていたそのうちの90名は、マドリッドのテロにおける主要容疑者の一団である」との概要を示した。
マドリッドの虐殺は、種々における警察調査員の交換とともに、モロッコ・スペイン間の安全協力の強化を引き起こした。スペインからきた専門家が、カサブランカの爆撃後に行われた諸調査の結果を、有益なる検証をめざして事細かに検討し、或るモロッコ人筋を示唆したのだった。
モロッコ当局もまた、モスク経由での過激派の主張の普及……とくに大都市貧民街での……と真っ向から戦わんと努めている。モロッコの報道内に現れた分析によれば、その目的のために2月はじめ、イスラム教の事件に関する責務を負う一省の再計画が決定された。
布教計画の調査に気を配るため、モスクの建設を監視するため、かつイマームの養成を保証するために、モスクの新指導部が設置された。<モスクの指導部の主要な使命は説教、とくに金曜説教の効果的なコントロールである>と、イスラム運動の専門家は見なしている。
http://www.lemonde.fr/web/article/0,1-0@2-3212,36-357143,0.html