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【イスラマバード西尾英之】パキスタン軍が16日からアフガニスタン国境沿いの「部族地域」で実施しているイスラム武装勢力掃討作戦は、17日までに地元住民や外国人の武装勢力24人と治安部隊の兵士16人の計40人が死亡した。双方に多数の死者が出たことで軍と地元部族の緊張がさらに高まるのは確実で、両国国境付近に潜伏している可能性が強いウサマ・ビンラディン氏の拘束作戦にも悪影響を与えそうだ。
パキスタンの民間テレビ、ジオによるとこのほか兵士25人が行方不明になっており、うち12人は地元部族の人質になっている模様だという。
軍当局などによると、軍は16日早朝、部族地域内の南ワジリスタン地方で、外国人テロリストがかくまわれているとの情報をもとに数百人の兵士で2軒の民家を包囲。民家に潜んでいた武装した外国人や地元住民と銃撃戦になった。部隊は住民側を制圧できず同日夜、現場から撤退した。
武装勢力の多くは地元部族住民の模様だ。アルカイダやタリバン掃討作戦には地元部族の協力が不可欠だが、軍が地元のバスを攻撃し十数人が死亡した2月の事件に続き、多数が死亡する大規模な衝突が起きたことで部族の協力を得るのは一層困難になりつつある。
[毎日新聞3月17日] ( 2004-03-17-19:17 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040318k0000m030046000c.html