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本日発売の「日刊ゲンダイ3・18」の9面に掲載されている「大新聞・TVが伝えない「泥沼イラク」の真相 <8> 浜田 和幸」より:
見出し:「まだやっている「戦争の大義」デッチ上げ工作」
「スペイン撤兵でブッシュいよいよ窮地」
記事内容:
「 アメリカ、イギリスとともにイラク戦争をはじめたスペインでは、3月14日の総選挙で「イラクからの撤兵」を公約に掲げた野党・社会労働党が勝利を収めた。米国ブッシュ、英国ブレアにとっては、アスナール・スペイン首相の敗北は痛打に違いない。新たに政権を担うことになるサバテロ書記長は、「国連が中心的役割を果たさなければ、イラクに派遣している1300人のスペイン軍を撤退させる」と明言している。やはり「大義なき戦争」にスペインの国民は軌道修正を求めた。
そこで問題になるのはブッシュ大統領の今後である。何としても「フセインは大量破壊兵器を隠し持っていた」ことを証明しなければ、自分も来るべき11月の大統領選挙で敗北しかねない。「背に腹はかえられない。どうせウソで固めた戦争、もうひとつウソをついても構わないだろう」とでも思ったのか、再びひそかに大量破壊兵器のイラク保有デッチ上げを命じたようである。
再びというのは、本欄ですでに紹介したように、米国は開戦直前、秘密部隊を使ってイラク国内に大量破壊兵器を運び込んで“事実づくり”をしようとしたが、あっけなく失敗したことがあったからである。今回の隠密作戦は、こともあろうにイラク統治評議会の内部告発で発覚した。
先に起きたカルバラでのテロやイラク基本法制定に注目が集まっていた3月十日前後の数日間に、イラク南部の港から大量破壊兵器が陸揚げされたというのだ。アメリカ軍とイギリス軍が協力して、一般貨物から民需品を装った旧ソ連、および東欧製の生物化学兵器やミサイル部品が持ち込まれた。それらはトラックに積み込まれ、夜陰に乗じてバスラ周辺に搬送されたもようだ。
目撃者によれば、中身はかってフセイン政権が保有し、国連の査察官が「イラクによって既に廃棄された」と認定していたものと同じ種類の大量破壊兵器らしい。このニュースがイランの報道機関MEHRによって流されると、アメリカ軍スポークスマンは「そのようなニュースは聞いていない。でも、フセインが隠している大量破壊兵器は必ず見つかるだろう」と自信たっぷりに応じた。大量破壊兵器を駆逐するためというブッシュのウソを上塗りするための工作がいまだに続けられている。 (つづく)」
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★ 浜田和幸氏の「戦争の大義でっち上げ工作」関連論考
『米軍が流すフセインがん説の陰謀:ブッシュとフセインはコインの表と裏/WMD“証拠”陰謀 [日刊ゲンダイ3・12]』
( http://www.asyura2.com/0403/war49/msg/314.html )