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自衛隊への就職が人気 幹部試験に東北大から19人
自衛官を目指す若者が増えている。イラク派遣も刺激となったが、それ以前から「国際貢献」や「国の防衛」「災害救助」にやりがいを感じる学生が増えているようだ。中でも東北大は本年度、幹部候補生試験で陸・海・空合わせて19人と、無試験の防衛大を除きトップの合格者を出した。仙台市内の大学や専門学校で先月からスタートした来年度向け就職説明会にも、大勢の学生が集まっている。
<仕事として魅力>
自衛隊宮城地方連絡部が先月、東北大川内キャンパスで開催した就職説明会には30人近い学生が参加した。
「イラクへの派遣を見ても国際貢献の役割が大きい。何かあったときしか注目されない自衛官だけど、やっていることは仕事として魅力がある」。大学院理学研究科1年、伊師優子さん(23)は、自衛官を目指す理由をそう話した。
東北学院大土樋キャンパスで開かれた企業研究講座に参加した同大法学部3年、加藤春樹さん(21)は「国を守ること、国際貢献はやりがいのある仕事。警察も受験するけれど、自衛隊の優先順位は高い」。
「一度民間会社に勤務したが、国を守る仕事に魅力を感じた。宮城県北地震の被災地での活躍も印象的だ」と語るのは、仙台大原ライセンススクール(青葉区)での説明会に角田市から参加した佐藤智英さん(25)。
同校の就職担当赤井畑康明さんによると、自衛官を目指す生徒は「しっかりした目的意識を持っている人」が多く、同校では最近、人気の宮城県警と同じくらい就職希望者がいるという。
<倍率40倍を超す>
自衛官幹部候補生試験の応募状況は、ここ10年で大きく変わった。1994年度の受験者数は全国で4641人、合格倍率16.1倍だったが、2002年度は1万929人、43.4倍と急上昇している。
合格者の大半が高校卒だった幹部候補生の下の「曹候補士試験」にも大学生が受験し始め、大学生が占める割合は10.6%から28.2%に高まった。
その下の「地連2等陸士試験」。かつては受験者が少なく、パチンコ店で遊ぶ若者にまで声掛けして受験させていたが、今は人気。宮城地方連絡部は数年前、街での声掛けをやめた。
自衛官人気について、東北大学務部の学生支援担当嶺岸幸子さんは「公務員志向が強まっていることもあるが、学生の間で戦争などの悪いイメージが一掃され、災害救助や国際貢献などでプラスイメージを持たれるようになった」とみている。
(河北新報)
[3月16日14時30分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040316-00000012-khk-toh