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本日発売の「日刊ゲンダイ3・17」の9面に掲載されている「大新聞・TVが伝えない「泥沼イラク」の真相 <7> 浜田 和幸」より:
見出し:「ブッシュ一族とフセイン、金と陰謀のドロドロ関係」
「リベート山分けの銀行口座発覚」
記事:
「 フセインとブッシュ一族は古くから強い絆で結ばれている。
若きサダム・フセインがCIAのエージェントになったのは1958年のこと。以来、フセインはアメリカ政府の援助を受けながら、エジプトでの亡命生活を経て、イラクの独裁者へと成り上がっていったのである。
その間、フセインと深くかかわり、最大のスポンサーとなっていたのが、CIA長官も務めたブッシュ元大統領、パパ・ブッシュだった。
とりわけ、80年代はイラクとアメリカの蜜月時代で、石油ビジネスとCIAを行き来していたパパ・ブッシュは、フセインと合弁会社をつくり経営するほどの一心同体ぶりだった。一方、フセインはアメリカを後ろ盾に石油を売りまくった。そのリベートを山分けするため、2人はイタリアの銀行「BNL」のシカゴ支店に匿名口座を開設した。
当時の記録によれば、フセインとパパ・ブッシュは10兆円を超える資産を共有していたという。
この事実を裏付ける証拠書類が、なんとアメリカ議会下院の銀行委員会に提出された。全く別件の関連資料の中から見つかったというのだが、そのことを知ったパパ・ブッシュが委員長に口止め工作をしたためか、いまはまだ大きな問題にはなっていない。
しかし、この匿名口座の一件が米政界でスキャンダル化するのは時間の問題だ。というのは、スクープ報道で定評のあるカナダのケーブル放送「クローク・アンド・ダジャー」がかぎ付け、資金の流れを解明する調査を進めているからである。
これまでに、フセインはこの秘密資金を使ってダイムラークライスラーの事実上の最大株主になり、取締役会の出席権を持っていたことも分かってきた。このほかにも、フセインはフランスのベルトコンベアー納入会社やイタリアのミサイル製造会社などにも投資して、大きな利益を確保していたという。
こうした「闇の投資家フセイン」を育てたのもパパ・ブッシュである。実際には、彼が最近まで再興顧問を務めてきたアメリカの投資顧問会社「カーライル」社が仲介してきたようだ。ちなみに、カーライルはアメリカ政府のお墨付きを得て、イラク復興ビジネスのセミナーを一手に仕切り、目下、脅威的な利益を生み出している。ブッシュとフセインは金儲けのパートナーでもあるのだ。 (つづく)」
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★ 浜田和幸氏のフセイン“お仲間説”関連論考
『「泥沼イラク」の真相:赤十字担当者が会ったフセインは精神障害の影武者? ― 獄中で発狂・病死させる筋書き ― [日刊ゲンダイ3・9:浜田和幸氏]』
( http://www.asyura2.com/0403/war49/msg/181.html )
『米軍が流すフセインがん説の陰謀:ブッシュとフセインはコインの表と裏/WMD“証拠”陰謀 [日刊ゲンダイ3・12]』
( http://www.asyura2.com/0403/war49/msg/314.html )