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小泉首相イラク担当補佐官・岡本行夫のセメント工場・復興利権スキャンダル【中立性を欠いていない、と開き直り】
http://www.asyura2.com/0403/war49/msg/518.html
投稿者 なるほど 日時 2004 年 3 月 15 日 20:22:12:dfhdU2/i2Qkk2
 

(回答先: 電網公開が10日後の衆院予算委2/23首藤質問抜粋季刊『真相の深層』創刊号vs『噂真』 投稿者 木村愛二 日時 2004 年 3 月 15 日 18:12:47)

シリーズ:自衛隊派兵のウソと危険
シリーズ5: 自衛隊派兵のもう一つの狙い:「復興支援」ではなく「復興利権」。 派兵で石油権益・復興利権を狙う
−−米軍に付き従い、軍事力で石油資源や市場の「分け前」を分捕る軍事帝国主義への第一歩を踏み出す−−
より抜粋

(2)小泉首相イラク担当補佐官・岡本行夫のセメント工場・復興利権スキャンダル。
 イラク問題担当の首相補佐官・岡本行夫氏が、2003年9月にイラクへ視察に行った際、自分が社外取締役を務める三菱マテリアルに利益誘導した、という疑惑が浮上している。
 岡本氏は、昨年9月6日から8日間、バグダッドをはじめとして11都市を回り、各市評議会、各地のCPA調整官、軍司令部などを訪れた。首相への現状視察報告が目的とされ、費用は公費である(内閣官房から支給)。ところが、北部で産業復興をしているCPA(連合軍暫定占領当局)から、北部セメント工場を建て直すために日本から専門家に来てもらえないかと依頼され、岡本氏は、自分が社外取締役を務める三菱マテリアルの社長にイラクから直接電話をかけたという。その上で、岡本氏は帰国後、経済産業省の通商政策局長に、三菱マテリアル社員をイラクに派遣する直接交渉をした。そして10月に、三菱マテリアルの常務執行役員と部長の2人が経済産業省の産業調査員という身分で、経済産業省中東アフリカ室長とともにイラク入りした。北部シンジャーの工場を訪れた後、米軍の要請でキルクークのセメント工場にも立ち寄った。
 結果的に、三菱マテリアルは、この件では受注はなかったが、日本企業がイラク復興利権に参入していく道筋をつけるという役割を、首相補佐官が公費による「視察」中に果たしていたのである。
※「首相補佐官岡本行夫『二つの顔』」(「文藝春秋」2004年3月号)

 岡本氏の本業は、国際コンサルティング会社「岡本アソシエイツ」の代表取締役である。同時に、アサヒビール、三菱マテリアルの社外取締役、NTTドコモのアドバイザリーボードメンバー、東芝の経営諮問会議メンバーであり、米シリコンバレーでIT産業に投資するベンチャーキャピタル「パシフィカファンド」の共同代表でもある。「非常勤」補佐官だから何をしても良いという訳ではないはずだ。民主党の首藤信彦氏は、政府に質問主意書を出し、岡本氏は、国家公務員法第百条「職員は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後といえども同様とする。」に明確に違反するとして追及した。ところが政府はこれにまともに答えようとせず、開き直ったのである。
※「内閣総理大臣補佐官の適性に関する質問主意書」首藤信彦。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a159020.htm
※「中立性を欠いていない 岡本補佐官問題で政府」(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2004mar/02/CN2004030201000713A1Z10.html

 それだけではない。岡本という人物はその周りに、あのアーミテージを筆頭にきな臭い米軍出身者、軍産複合体の関係者を集めており、こういった人物をイラク担当補佐官に任命する首相の責任は重大である。
 岡本氏の政府機関への参画は、96年の橋本龍太郎内閣沖縄担当首相補佐官から始まり、科学技術庁参与、原子力計画長期策定会議、森首相「有識者」勉強会、小泉内閣の内閣官房参与、JICA(国際協力機構)参与などを経て、昨年4月に、内閣参与からイラク担当の首相補佐官に格上げされた。
 岡本氏は、第1次湾岸戦争当時は外務省北米一課長であったが、湾岸戦争直後、外務省を退職し、「アーミテージ・アソシエイツ」をモデルにした「岡本アソシエイツ」を設立。岡本氏は、アーミテージ米国務副長官の最も親しい日本人のひとりだといわれており、また、マイケル・グリーン国家安全保障会議アジア担当上級部長やトーケル・パターソン駐日米国大使上級顧問とツーカーの仲といわれる。そして、この「岡本アソシエイツ」の顧客に、米政権と一体であるといわれる世界一のゼネコン「ベクテル」と、パトリオットミサイルで有名な軍産複合体「レイセオン」があるとされているのである。岡本氏と親しいパターソン駐日米国大使上級顧問は、98年から2000年までレイセオン日本支社長であった。

 自衛隊のイラク派兵のかげに、日本企業のイラク復興利権への参入と日本の中東石油権益確保という経済的利害があることは、これまでほとんど問題にされてこなかった。しかし、岡本氏のイラク視察のころから日本企業のイラク復興事業受注への動きが活発化しはじめた。そして、自衛隊派兵が着々と進むのと並行して、日本企業による受注が行なわれ始め、新たな石油権益獲得の動きも活発化し始めたのである。また、自衛隊の派兵をめぐる議論の中で、中東の石油の安定確保が日本にとって死活的に重要な問題であるということが露骨に語られ、石油の確保が自衛隊派兵の最も重要な理由のひとつであることが浮き彫りになってきているのである。

http://www.jca.apc.org/stopUSwar/Japanmilitarism/jdf_sending5.htm



★関連(出版社腐敗?)

生きのびよ、日本!田原 総一郎 (著), 岡本 行夫 (著) 朝日新聞社【生きのびた岡本氏?】
http://www.asyura2.com/0311/war41/msg/1396.html
「イラク便り」と「この国を守る決意」は同時発売だったはずですが、
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0401/040126-5.html
発売日を以下のように事後的にずらしたようです。

イラク便り 奥 克彦 (著)扶桑社 (2004/01/25)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/459404333X/
この国を守る決意 安倍 晋三 (著), 岡崎 久彦 (著)扶桑社 (2004/01/22)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594043313/

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