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【ニューヨーク11日共同】ニューヨークの米連邦地検は11日、フセイン政権下のイラクのスパイとして活動していたとして、複数の米下院議員事務所で報道担当秘書を務めていたスーザン・リンダウアー容疑者(41)を逮捕、訴追した。有罪になれば最高で禁固25年の刑が言い渡される可能性がある。
地検によると、同容疑者は1999年10月から2002年3月までの間、ニューヨーク・マンハッタンのイラク国連代表部をたびたび訪れ同国の情報機関員と接触。2002年2−3月にバグダッドを訪問した際にも情報機関員と会った。容疑者はイラク側から活動報酬として計1万ドルを受け取っていたという。
イラク戦争開戦前の2003年1月には、フセイン政権幹部と米国の有力政治家の会談を実現するため、この政治家宅にイラク政府の公式書簡を届けた。地検は政治家の名前は明らかにしていない。
さらに2003年6月と7月の2回、おとり捜査のためリビア情報機関幹部を装った米連邦捜査局(FBI)員とメリーランド州ボルティモアで接触。イラク戦争後の反米武装勢力支援について話し合ったという。
ZAKZAK 2004/03/12
http://www.zakzak.co.jp/top/top0312_1_29.html