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パレスチナゲリラの指導者アッバス氏、イラクで死亡
【バグダッド=岡本道郎】イラク駐留米軍当局は10日、1985年に地中海でイタリア客船アキレ・ラウロ号乗っ取り事件を起こしたパレスチナ人ゲリラ指導者で、フセイン政権崩壊後、米軍がバグダッドで拘束したムハンマド・アッバス氏(通称アブ・アッバス)(55)が8日、イラク国内の刑務所内で死亡した、と発表した。
死因は不明。
同氏は、親イラク系の「パレスチナ解放戦線(PLF)」指導者で、80―90年代にかけ、同事件のほか、数々の対イスラエル攻撃を実行。だが、93年のパレスチナ暫定自治合意(オスロ合意)以降は、「テロ作戦は間違いだった」と謝罪するなど改しゅんの意を表明、一時ガザ地区に帰還していたが、2000年以降、バグダッドに滞在していた。(読売新聞)
[3月10日20時34分更新]
アッバス氏の拘束は、こちらで残ってました。
西日本新聞
http://www.nishinippon.co.jp/news/wordbox/2003/report/0335.html
アキレ・ラウロ号事件
パレスチナ解放戦線(PLF)アッバス派のメンバー4人が1985年10月7日、エジプト沖でイタリア客船アキレ・ラウロ号を乗っ取った。ユダヤ系米国人の乗客1人を射殺し、イスラエルに捕まっている仲間51人の釈放を要求した。事件発生から2日後、犯人は国外への自由退去を条件にエジプト当局に投降。空路チュニスに向かったが事前に察知した米軍が飛行機をシチリア島に強制着陸させ、4人はイタリア当局に逮捕された。
【ワシントン15日共同】米中央軍司令部は十五日、米特殊部隊が十四日夜、一九八五年のイタリア豪華客船アキレ・ラウロ号乗っ取り事件の首謀者、パレスチナ解放戦線(PLF)アッバス派のムハマド・アッバス議長をイラクの首都バグダッド南部で拘束したと発表した。
議長が率いていたPLFのメンバー四人は八五年十月、エジプト沖の地中海で乗客乗員約四百人を乗せたアキレ・ラウロ号を乗っ取った。車いすに乗ったユダヤ系米国人の乗客一人が殺害されたため、米政府は議長を国際テロリストとして指名手配、イタリア政府は欠席裁判で無期懲役を宣告した。
また九〇年五月には武装メンバーによるイスラエル北部の海岸への上陸を組織。実務レベルで行われていた米国とパレスチナ解放機構(PLO)の対話を中断させる事態を招いた。
米CNNテレビによると、米特殊部隊がバグダッド郊外の議長の立ち回り先を急襲、身柄を拘束した。
議長は九一年にPLO執行委員(閣僚に相当)を更迭された後、チュニジアやリビアなどを転々とし、ここ十数年間は主にフセイン政権下のイラクに滞在して保護されていた。
フセイン政権下では、複数のテロに関与し国際指名手配されていたパレスチナ強硬派組織「ファタハ革命評議会」の指導者アブ・ニダル容疑者も保護されていたが、昨年、バグダッドで死亡している。
謀略に注意!事件発生と同時に歴史の前例を想い起こさねばまた騙される。
http://www.asyura2.com/0311/war42/msg/1184.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 11 月 21 日
に客船乗っ取り事件について、ふれてます。