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イラクで採取の尿、ウラン値やや高め 広島 '04/3/11
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■劣化弾 影響は不明
広島市の市民団体が昨年夏、イラクで現地の人から採取して持ち帰った尿の測定結果が十日、まとまった。ウラン同位元素の一つ、ウラン238は比較的高い値を検出した。イラク戦争で使用された劣化ウラン弾の影響かどうかは不明で、研究者たちが引き続き分析を続ける。
「劣化ウラン弾禁止(NO DU)・ヒロシマ・プロジェクト」の調査団が昨年六―七月に首都バグダッドや南部のバスラを訪れた際、イラク人の十八人から尿を採取。金沢大自然計測応用研究センターの山本政儀助教授(放射化学)らが分析した。
それによると、尿一リットル当たりのウラン238は、急性リンパ性白血病で入院中の女児の二五一・〇ナノグラムを最高に、一九〇ナノグラム台二人を含む四人が一〇〇ナノグラム台で、平均七二・六ナノグラム。最も低いのは三・二ナノグラムだった。日本の平均値は数十ナノグラムとされ、山本助教授は「少し高めと言えるが、尿内のウラン量は食事内容などで変わる」との見方を示した。
天然ウランもウラン238を含む。放射性廃棄物を軍事転用した劣化ウラン弾の影響かどうかを判断するには、ウラン235の比率なども調べる必要がある。
広島大原爆放射線医科学研究所(原医研)の調べではすでに、調査団がバグダッド近郊の戦車の表面をふき取ったろ紙から、劣化ウランの微粒子が見つかっている。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn04031104.html