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100万人ともいわれる犠牲者を出したルワンダ大虐殺のきっかけとなった94年のハビャリマナ同国大統領機撃墜事件で、現大統領のポール・カガメ氏が首謀者だったとする報告書をフランスの捜査当局がまとめたと、10日付ルモンド紙が伝えた。カガメ氏側は事件への関与を否定し、反発している。
同撃墜事件を巡っては、少数派ツチ族主体の反政府勢力で後に政権を獲得した「ルワンダ愛国戦線」(RPF)のカガメ氏らの犯行とする説と、大虐殺を主導した多数派フツ族強硬派の陰謀とする説とがあった。近年はフツ族陰謀説が有力だったが、仏報告はこれを覆す結果となった。
仏捜査当局はRPFの元幹部ら100人に及ぶ証人を尋問。事件を主導したのはカガメ現大統領を筆頭とする10人のRPF指導者らと断定した。大統領機を撃墜した地対空ミサイルの発射実行犯も特定した。
一方、RPFを母体とするルワンダ現政権のセバソニ広報官はAFP通信に「仏当局は一度もルワンダを訪れていない。報告書には何ら新たな発見はない」と批判した。
撃墜事件は94年4月6日に発生。同乗していたルワンダのハビャリマナ大統領と隣国ブルンジのヌタリャミラ大統領が死亡し、これを合図としたかのように虐殺が繰り広げられた。 (03/10 16:23)
http://www.asahi.com/international/update/0310/010.html