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http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040308k0000e030019001c.html
イスラエル:自爆防止バスを試運転
【エルサレム樋口直樹】バスを狙った自爆テロに苦しめられているイスラエルは、自爆犯の乗車を防ぐための回転バー付きドアや爆発物探知機などを据えた安全装置付きバスを新開発し、エルサレムなどで試運転を始めた。バス停の警備では防ぎ切れなかったテロ対策の切り札として期待されているが、車外での自爆までは防げず、「対症療法」に過ぎないと厳しい見方もある。
「これじゃ乗れない」。安全装置付きのバスに初めて乗車しようとした中年女性は、戸惑ったように抗議の声を上げた。運転手のヨハナンさん(31)がハンドル脇の緑色のボタンを押すと回転バーのロックが外れ、この女性だけが乗車できた。ヨハナンさんは後ろに並ぶ客の挙動を確認しながら、1人ごとに緑色のボタンを押していった。
「不審者を見つけたらドアを閉めて乗車を拒否する。自爆犯はその場で爆発するかもしれないが、被害は最小限に抑えられる」。ヨハナンさんは安全装置の狙いをこう説明する。1カ月ほどすれば乗車口に爆発物探知機が設置され、2〜3メートル離れた距離から爆発物の有無を察知し、自動的に警報を発するようにもなるという。
「これで自爆テロの被害者はうんと減るんじゃないかな」。エルサレム市内を走る車内で、ロシア移民の警備員(31)は頼もしげに新装置に目をやった。その隣で客の無職男性(70)は「乗るのが怖くても、庶民にはバスしか交通手段がないのです」と語った。
車内でのテロ防止が期待される半面、バスの乗車口での自爆までは防げない。バーの通過に時間がかかる分、バス停ではこれまで以上の混雑が予想される。通学でバスを利用するルーマニア人女子学生(29)は「都市部のバス停には大勢の乗客が立ち並ぶ。車内に入れなくても、人込みで爆発されたらひとたまりもない」と安全装置の効果に懐疑的だ。
イスラエル運輸当局は今月から、エルサレムとテルアビブで計5台の安全装置付きバスを試験導入。今後効果が実証されれば、順次全国に広げるという。
[毎日新聞3月8日] ( 2004-03-08-11:10 )
こんなバスを走らせるより、パレスチナに対する抑圧を止めたほうが・・・