現在地 HOME > 掲示板 > 戦争49 > 1361.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 敵は冷たい雨ではない(長文請容赦)([aml 38343] ) 投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 3 月 27 日 10:48:36)
大変失礼しました。
JR総連の国労1047名問題の文献をあさっていたら間違いに気づきましたので、訂正します。
ついでにJR労組の現状も付け加えておきます。
JR労組場面においては共産党系JR連合は「国防こそ最大の福祉」と、まるっきり祖国防衛主義に陥ってしまっているようです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
http://jr-souren.com/statemnt/031222.htm
「JR不採用問題」の最高裁判決に対する見解
本日、最高裁は国鉄分割民営化時の採用問題について上告を棄却し、国労組合員らに対する中労委の救済命令を無効とする判決を下した。5人の裁判官のうち2人が反対意見を述べたことにも示されるように、法的な問題の細部についてはさらに専門的な議論の余地がありうるが、判決の大枠はすでに16年前、われわれが予測していたものである。
この判決により「JR不採用問題」の法律的な決着がつけられ、後には1000名をこえる労働者とその家族の苦しみが残った。今後もその解決のための努力は求められるだろう。
その場合にも、これまでの国労の方針と対応は厳しく総括されなければならない。取り巻く情勢や自らの力量を見極めることなく、いたずらな「対決」を呼号し、指導に忠実に従った多くの組合員を犠牲にしたばかりか、いまやその犠牲者をも切り捨て、JR連合への合流に活路を見出そうとする本部役員の姿は、国労運動の路線的な破綻を示している。
国鉄分割民営化に対する労働組合の対応の適否は、今、誰が政府の戦争政策や労働者攻撃に立ち向かい、誰がそれに屈服しているかを見れば明らかである。能力主義・成果主義の職場管理を率先して受け入れ、「国防こそ最大の福祉」と叫び、公安当局の労組破壊のお先棒を担ぐJR連合との合流は労働組合の自殺行為というほかない。過去に対する真摯な総括の上に、政府の労働組合弾圧に抗し、グローバリゼーションと小泉改革に立ち向かう立場へと転換することが、いま、すべての国労組合員に求められている。
1995年6月以降、国労の分割民営化を認める態度表明に対し、JR総連は無条件の話し合いを再三にわたって申し入れた。しかし、当時の国労指導部は「水準の高い解決を求めて堂々と政・労・使の解決テーブルに臨む」と語り、話し合いを拒否して今日に至った。解雇された1000名余の人たちを含む国労組合員が、このような過去と決別し、共に闘う立場を選択するなら、JR総連は労働組合として可能な支援について率直に話し合う用意があることを明らかにする。
2003年12月22日
全日本鉄道労働組合総連合会
(JR総連)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(JR東労組の見解)
http://www.jreu.or.jp/opinion/1047kenkai.htm
「国労1047名・最高裁判決」
に対する見解
最高裁の判決にあたって
12月22日、最高裁は中央労働委員会と国労が上告していた、いわゆる「1047人
問題」で上告棄却の判決を行った。この判決により国労の「1047人問題」は法的に
決着することになった。
私たちはこの最高裁の判決を冷静に受け止めたい。それにしても国労にとって1987
年以来の長いたたかいのシンボルであった「1047人問題」は悲劇的な結果で終わりを
迎えることになった。
私たちは国労運動にとっての大きな結節点となった1986年「修善寺大会」を思い出さ
ざるをえない。この大会で山崎執行部は不信任となり、六本木執行部が「たたかう執行
部」として確立された。しかし、その後の事態は国労組合員の期待を裏切るものでしかな
かった。闘争団との『四党合意』をめぐる混乱を最たるものとして、中央指導部の指導性
は瓦解し、組織の混乱は組織の体をなしてないものであった。今日では北海道に見られ
るように中央、地方指導部にいた人間たちが国労から逃亡して新組合を立ち上げ、直ち
にJR連合に加盟するという事態も発生している。無責任で恥知らずの逃亡した「指導部」
に私たちは驚くばかりだ。ここまで組合員を引き回してもなお、謝罪の一言もないという
「指導部」の質において、今日の事態は必然的な結果である。
戦後労働運動において、国労は輝かしい位置を占めていた。総評労働運動のなかで
事務局長を担うほどの力を誇示していた。国会議員も多数送り出し、国会のなかでも「国
労議員団」として社会党の中に位置を占める程であった。この国労の歴史は「指導部」の
先見性のない無責任によって、消えようとしている。この最大の被害者は組合員である。
私たちは国労の組合員に改めてJR東労組と共に歩もうと訴えたい。
私たちは国労を反面教師としなければならない。私たちは指導部として謙虚に質を磨き
合いながら、現場第一線に目を置いてJR東労組の運動を堂々とすすめていく決意である。
2003年12月22日
東日本旅客鉄道労働組合(JR東労組)
中 央 執 行 委 員 会