現在地 HOME > 掲示板 > 戦争49 > 1251.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
多くの謎に包まれたイスラム原理主義組織「ハマス」の指導体制や今後の動きについて、ハマスの内部事情に詳しいガザ市在住のパレスチナ人ジャーナリスト、ムスタファ・アルサワフ氏に聞いた。
――指導体制はどうなっていますか。
◆ハマスの指導方針はすべて、ガザ地区とヨルダン川西岸、また海外のハマス代表らによる「シューラ」(アラビア語で「評議会」)で決定される。指導者の独断は許されず、徹底した協議で結論を出すやり方は、欧米の議会に似ている。
――メンバーは。
◆安全と機密を守るため、シューラが行われる日時や場所、メンバー構成は秘密にされている。ハマスは極めて組織化されていて、例え最高幹部が暗殺されてもすぐに後継者がその後を埋める。幹部の暗殺で組織力を弱めることはできない。
――軍事部門の行動基準は。
◆ハマスは政治と軍事の両部門に分かれ、軍事部門の指導者は独自の判断で行動を決定する。シューラには拘束されないが、そこで決めた方針は尊重している。
――ヤシン師暗殺にどのように対応するでしょうか。
◆精神的指導者を殺されたハマスは、対等の報復を求めている。これはシャロン・イスラエル首相の殺害を意味しており、これまで以上に激しい報復が予想される。
【ガザ市(パレスチナ自治区)で樋口直樹】
[毎日新聞3月25日] ( 2004-03-25-23:12 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040326k0000m030108000c.html