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25日付の米紙ワシントン・ポストによると、米国防総省は世界的な米軍再編の草案をまとめ、アジアに展開する10万人のうち日本、韓国などから計1万5000人を削減する方向で検討を始めた。米当局者の話として報じた。
米軍再編についてはこれまでもロサンゼルス・タイムズ紙が、沖縄駐留の海兵隊約2万人のうち約1万5000人を撤退させる計画が進められていると報じるなど、「削減」の方針は固まったとみられていた。ポスト紙は、細部の詰めや同盟国との協議を経て、ブッシュ大統領の承認までに1、2カ月かかるとしており、再編計画は最終段階に入ったもようだ。
ポスト紙によると、国防総省は、アジアの削減の大部分は日韓の米軍司令部の管理部門を簡素化することなどで実現する計画。削減の影響を相殺するため、グアムの兵力・作戦機の増強や新たな空母戦闘群をグアムかハワイに配備する案が浮上している。日韓それぞれの削減規模や具体的な部隊などは報じていない。(ワシントン共同)
[毎日新聞3月26日] ( 2004-03-26-00:58 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20040326k0000m030140000c.html