現在地 HOME > 掲示板 > 戦争49 > 1123.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
2003年2月8日茂木副大臣は「『国際社会 対 大量破壊兵器を有するイラク」であるとの基本的な認識の下で、国際協調を通じた解決を模索すべきと考えています。」とミュンヘンでスピーチを行い小泉首相は「『米国対イラク』ではなく国際社会対大量破壊兵器を有するイラクの問題だ」と述べて、アメリカへの協力を求めている。
そしてイラク開戦が迫る2月22日川口外相はパウエルと会談を行いその「国際社会対大量破壊兵器を有するイラク」という構図の維持が何よりも重要であることを指摘した。
http://counternews.blogtribe.org/entry-7dd3c31cea97197e4a0c33fe918551e3.html
2003年3月8日NHKはこどもに対して、大量破壊兵器の立証責任はイラクにあると断言した。
その後NHKがこどもに大量破壊兵器の数々の嘘や、国連スパイ活動、あるいは911前にブッシュがイラク戦争を目論んでいたこと等々を教えたということは聞かない。
つまり、「大量破壊兵器はもう持っていない」ということを証明するのは、イラクの側の責任だ、ということなのです。
イラクの大量破壊兵器とは
'03/3/8放送
http://www.nhk.or.jp/kdns/_wakaran/03/0308.html
中東の国イラクが大量破壊兵器を持っているのではないかという疑いについて、国連の調査団の調査が続いています。何が問題になっているのでしょうか。イラクに対する大量破壊兵器の調査は、次のことがきっかけになって始まりました。
イラクは1990年、隣の国クウェートに攻め込んだのです。これに怒った世界の国々は、多国籍軍をつくって、翌年イラクを攻撃しました。これが「湾岸戦争」です。この戦争でイラク軍はクウェートから追い出され、戦争が終わりました。このとき国連は、イラクに対して、「大量破壊兵器を全部捨ててしまいなさい」と要求し、イラクもこれを受け入れました。これ以来、大量破壊兵器の調査が始まったのです。国連は1991年からイラク国内で大量破壊兵器を探し、見つけては破壊していました。
このときの大量破壊兵器とは、核兵器、化学兵器、生物兵器、そして、それらを150キロ以上遠くまで撃ち込むことができるミサイルです。
核兵器とは、原子爆弾のこと。イラクは、原子爆弾を製造している途中であることがわかりました。化学兵器は毒ガスのこと。イラクは、過去にイランとの戦争のときに、実際に毒ガスを使ったことがあります。国連の調査でたくさんの化学兵器が見つかりました。生物兵器は、人間を病気にして死なせてしまう菌やウイルスのことです。これを製造する工場が見つかりました。
国連の調査で見つかった大量破壊兵器については、次々に破壊したり捨てたりしました。
ところが、イラクは次第に国連の調査に協力しなくなり、1998年、とうとう国連の調査ができなくなってしまいました。
その結果、国連として「完全に破壊しました」と確認できない大量破壊兵器がたくさん残されたままになりました。
去年11月、国連はあらためてイラクに対して、「大量破壊兵器を完全に捨ててしまいなさい。捨てたらなら、捨てたという証拠を示しなさい。さらに国連の調査団が独自に調査します」ということを決め、イラクもこれを受け入れ、調査が続いてきました。
つまり、「大量破壊兵器はもう持っていない」ということを証明するのは、イラクの側の責任だ、ということなのです。この国連の調査に対して、イラク政府は、「大量破壊兵器は全部捨てました」と説明しています。しかし国連は、「捨てたのなら、捨てたという証拠を示しなさい」と言っています。つまり、破壊しているときの写真とか、「ここに捨ててあります」とかいう場所を教えるなど、世界の国々が納得する証拠を示しなさい、と言っているのですが、イラクは、「証拠も含めて捨ててしまったので、いまはない」と説明してきました。
アメリカやイギリスは、イラクが「大量破壊兵器は持っていない」というだけで、ちっともその証拠を示していない、と考えていて、「国連の求めに応えようとしないのだから、イラクを攻撃しよう」と準備を進めています。
これに対して、フランスやロシア、ドイツなどは、「国連の調査団はイラク国内で調査できているのだから、もっとイラク国内を調べるべきだ」と主張して、アメリカなどのイラク攻撃に反対しています。両方の話し合いがどうなるのか、アメリカなどがフランスなどの反対を押し切って攻撃するのか。世界が息をひそめて注目しているのです。
【関連ページ】::イラクどうなるの?(1998年2月22日放送)
【2003/3/8放送(内容は放送時点でのものです)】
************
Counter News
by Fake Terror Watcher
http://counternews.blogtribe.org/