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(回答先: パレスチナ:ハマス新指導者に強硬派のランティシ氏 (毎日新聞) 投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 3 月 24 日 11:35:32)
毎日新聞2004年03月24日
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040324k0000e030036000c.html
ヤシン師暗殺:
国連安保理が緊急公開討論
【ニューヨーク高橋弘司】イスラム原理主義組織「ハマス」の精神的指導者、アハメド・ヤシン師がイスラエル軍に暗殺されたことを発端とするパレスチナ情勢緊迫化を受けて、国連安保理は23日、緊急公開討論を行った。席上、パレスチナ自治政府のアルキドワ代表が今回の暗殺を「戦争犯罪」と非難したのに対し、イスラエルのギラーマン国連大使は「我々はテロリストに強力なメッセージを送った」と強硬姿勢を崩さなかった。
約40カ国・地域の代表が演説を行い、日本を含め大半の国がヤシン師暗殺について「正当化できない」などと批判したが、拒否権を持つ米国の反対で、イスラエルを非難する声明や決議の採択は見送られた。
アルキドワ代表は今回の暗殺について「イスラエル指導者は法的、政治的に、この犯罪に責任がある」と指摘、さらに協議を重ねた上で、アラブ諸国が提案しているイスラエル非難決議の採択を希望すると表明した。
一方、ギラーマン大使は「テロとの戦いに向け、ただ一つの対策さえ取ろうとしない」とパレスチナ指導者への不信感をあらわにするとともに、多数の死傷者を出したパレスチナ過激派による自爆テロの例を次々挙げ、テロの脅威から自国民を守る義務があると強調。「我々の市民を殺すなら、あなたがたは(攻撃を)免れない」と対決姿勢を鮮明にした。
米国のネグロポンテ国連大使は「ヤシン師はテロ組織の指導者だ。安保理はこの事実を無視した措置を取るべきではない」と指摘、一方的な対応はパレスチナ和平への道を阻害するとし、イスラエルの立場に理解を示した。
[毎日新聞3月24日] ( 2004-03-24-11:25 )