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(回答先: 交官惨殺事件の米軍誤射説に関して直後の阿修羅戦争掲示板投稿総 投稿者 木村愛二 日時 2004 年 3 月 23 日 21:50:36)
逮捕官僚の慟哭手記 第3弾
『外交官試験まで腐った外務省への「最後通告」』
奥参事官はなぜ死んだか
(中略)
私の身の上相談に付き合ってくれたその奥元参事官が殺害されたとのニュースを聞いて、私は激しい衝撃を受けた。なぜなら、外務省にはあの程度の銃撃から身を守る手段があったことを知っていたからだ。
外務省はサミットなどの国際会議の際、各国首脳の警護のために、防弾車を何台も購入している。私が経済局の庶務を担当する立場だったときにも、防弾仕様のベンツを数台購入している。
このベンツは、奥元参事官が乗っていたランドクルーザーとは比較にならないほどの牢固さを持っている。シュツットガルトのベンツ本社に出向き、その性能をチェックしたことがあるが、30cmの距離からマシンガンで打たれても弾丸がドアやガラスを貫通することはないし、地雷を踏んでも車体が壊れることはなかった。タイヤには炭素繊維が使われており、めったなことではパンクしない。たとえパンクしたとしても、ドラムだけでも走行可能と言う優れものだ。
燃料タンクは100ℓもの要領があるし、スピードだって時速180Km以上はでる。
この防弾車は国際会議が終われば、ほんの数台を日本に残し、大半は国外の日本大使館で再利用されることになっている。こうして海外に配備された防弾仕様のベンツは十数台ある。在外公館課と会計課の主席事務官だったこともある彼は、外務省が保有する防弾車が何台あるのかをそらんじるほどこの事情には精通していた。
その彼が、世界でもっとも危険な地域で任務に当たらなければならないのに、防弾仕様のベンツではなく、一般用の車両を補強した程度のランドクルーザーを使わざるを得なかったのはなぜなのか。
あの日、奥元参事官と井ノ上正盛元三等書記官が乗っていたのが防弾ベンツだったら、2人は命を落とすことはなかったはずだ。攻撃を受けて走行が不能になったとしても、車内から飛び出たりしない限り、身を守ることは出来たし、その間に救援を要請することも出来たはずだ。