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(回答先: Re: 共産党はまだまし。自民・公明・民主・社民はWebサイトのどこにも「ヤシン殺害」なし。 投稿者 長壁満子 日時 2004 年 3 月 23 日 20:19:24)
長壁さん。
私は共産党をほめるつもりなど全くありません。
「しんぶん赤旗」の記事は竹中半兵衛さんもご指摘のように全く傍観者的なものです。
この記事には、アラファトやムバラクや欧州連合がイスラエルを非難したと書かれていますが、共産党は自らどう考えるというのか。わずかに書いてあるのは、「直接その指導者を暗殺するという暴挙は許されない国家テロです。パレスチナ・イスラエル間の関係をさらに重大な危機的状況に陥れるだけでなく、中東全体を緊張させることになるでしょう」というものです。
結局、結果的に中東全体を緊張させるからよくないということ。
これは、福田官房長官の発言「結果に対する考慮を欠いた無謀な行為。(中東)和平の実現を損なうもので、極めて遺憾だ。今回のイスラエルの行動を強く非難する」http://www.asyura2.com/0403/war49/msg/1024.htmlと似通ったものです。しかし、中東が緊張しようがすまいが、イスラエルのとってきたパレスチナ人虐殺政策は非難されなければならないのです。
シャロンが狙ったことはパレスチナ人の憎悪の油に火を注ぎ彼等の大規模な反撃を導くことにより、パレスチナ人に対する更なる大量虐殺を正当化しようとすることではなかったかと考えます。その意味で、「結果に対する考慮を欠いた無謀な行為」などではなく、十分に考慮したうえでの行為だと考えています。
今後これまでにも増した虐殺が行なわれることが憂慮されます。
さて、私が言いたかったことは「共産党をほめる」ことではありません。
「ヤシン殺害」というもしかすると世界史的大事件になる可能性のある出来事に対して、全く触れようともしない日本の与野党の悲惨な政治的センスです。いったい何を考えて政治をやっているのか。
これは、この事件に対する小泉首相の異様に穏やかな態度と通じるものがあり、私は暗澹とした思いを持っています。