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(回答先: 「自衛権」と殺害の正当性主張 イスラエル [産経新聞-共同通信]【チェイニー副大統領と会談後にシャローム外相】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 3 月 23 日 04:18:38)
http://www.kamiura.com/new.html
イスラエル ハマスの創始者 ヤシン師攻撃 殺害 ハマス全面対決を宣言 (産経 3月23日 朝刊)
[要約]22日朝、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの精神的指導者であるアハマド・ヤシン師が、イスラエル軍のヘリからミサイル攻撃を受け、死亡した。これに対しハマスは徹底的な報復と全面対決を宣言して、今後は激しいテロがイスラエルを襲うことが必至になった。ガザ地区では20万人が抗議デモに繰り出し、路上を多くの群衆が埋め尽くした。イスラエルのシャロン首相は「最悪のテロリストを始末した」と述べたが、ペロス元首相は「間違った選択だった」と批判するなど、国内でも批判が出ている。
[コメント]戦争屋シャロンがまたバカなことをやってしました。イスラエルには最悪な人物でもパレスチナの国民にはカリスマ指導者なのである。自分に都合が悪ければ、どんな立場の物でも殺害して排除する。そんなのことは今の社会では許されない。
シャロンは戦争でしか生きて行けない人間である。世の中が平和になれば価値を失う人間である。だから自分の価値を高めるために戦争を作り出していく。またこの暗殺事件を非難しなかったアメリカに対し、パレスチナの住民はシャロンと同罪と反発を強めると思う。
それでパレスチナ問題とイラク問題が連動して動き出す。それこそがシャロンの狙いなのだろうか。すなわちシリアに手出しができないアメリカに代わり、パレスチナを緊張させることでシリアへの介入の機会を探る。シリアが親パレスチナで動けば、一気にレバノン侵攻を再現してシリアを挑発する。すでにレバノン南部ではヤシン師殺害でヒズボラのイスラエル攻撃が始まった。それに対してイスラエル軍はヘリのロケット弾で攻撃を行っている。この殺害でレバノン南部の軍事情勢が一気に動き出すと、シャロンのヤシン師殺害は米軍のイラク問題にからみ、シリアを攻撃するための誘い水である可能性が高い。
戦争屋シャロンだからこそ考えそうなことである。レバノン南部のゴラン高原には自衛隊PKO部隊が派遣されている。決して遠い国の出来事ではない。
私はヤシン師殺害でパレスチナやイスラエルばかりか、レバノン南部がますます緊張を高めて行くと分析する。それがシャロンとネオコンが組んだシリア侵攻作戦の開始(序説)なのである。シリアを米軍が占領して、地中海からイラクへの補給路(陸路)を確保するためである。それこそがアメリカ軍のイラク占領政策に対する起死回生の作戦である。