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「英国、スペイン軍のイラク駐留を続けさせるように国連での合意を模索」、その他2つの記事(エル・パイス)
●3月22日のエル・パイス紙は『ロンドンは、スペインをイラクにとどまらせるために国連での合意を模索』と題する記事を報道しています。概略を説明しますと、
『英国政府は、国連安保理がサパテロの要求を満たしイラクのスペイン軍を駐留させつづけるための何らかの合意を作るために、行動を開始し始めた。ロンドンの新聞オブザーバーによると、ブレアとブッシュは、6月末までに国連がイラクでより重要な役割を果たすことを望んでいる。
5月か6月に安保理に提案される予定の新解決策は、外国軍の存在に対して合法的な保証を与える道を探り、同時に6月30日以降イラクでの国際機関の役割を深めることになるだろう。国連はイラクの選挙の準備と民主化を容易にすることを補助できるし、NATOは、アフガニスタンでのように、イラクの安全のための役割を果たすだろう。「安保理事会の力で国連の役割を増進するための合意を探りつつある」と英国政府筋は語る。
欧州での最大の同盟国のスペイン国民党政府が消え、サパテロが国連が中心にならない限りイラクから撤退すると表明したことで、英国政府は現実的な対応を取りつつある。米国共和党員のようにサパテロとスペインの有権者を批判するのではなく、英国労働党は、公約を破ることなくイラク駐留ができるためにエネルギーを注ぐことを望んでいる。』
(ほらきた、ほらきた、って感じだね。全く。)
http://www.elpais.es/articulo.html?xref=20040322elpepinac_7&type=Tes&anchor=elpepiesp
●次の記事は「爆破事件で投票予定を変えた人はわずかに8%」という見出しの記事で、これによると、統計院の調査で、14日の選挙で投票した人の8%のみが事件後に投票予定の政党を変えた、としています。また爆破事件での政府の発表を信じた人は30%で、65%の人が情報操作があったと感じています。さらに、70%が選挙の結果に満足しており60%は政権党の変化を喜んでいます。また60%が「国民党敗北の責任はアスナールにある」としています。
(国民党に投票した人にも、情報操作があったと感じこの選挙結果に満足している人がいるわけです。またこの事件以前に国民党政府に反対票を投じようと決めていた人が多かったことを示しています。ただこの調査では何党から何党に変えたのか、という最も肝心なデータが出ていませんのであまり参考にはなりませんが。)
http://www.elpais.es/articulo.html?d_date=&xref=20040322elpepunac_4&type=Tes&anchor=elpporesp
●最後に、「捜査陣は、アストゥリアスで逮捕されたスペイン人を3.11爆破事件に関連して追及」というものです。この男は30歳の元鉱山労働者で、麻薬密輸などの前歴があり「違法な取引」の容疑で逮捕されていたものです。今回の爆破事件で使用された爆薬はアストゥリアスの会社から盗まれた鉱山用のダイナマイト110Kg(この1ヶ月位以内に製造されたもの)とされていますが、彼は「犯人たち」が爆薬を盗む手助けをしたそうです。本人は、ダイナマイトはモロッコの工事などで使用するものと思っていた、と言っているそうです。
(それにしても、次々とすばらしい早さで逮捕者が出ているようで、アルカイダって、そんなに簡単にぽんぽんと捕まるのかなあ。)
http://www.elpais.es/articulo.html?xref=20040322elpepinac_15&type=Tes&anchor=elpepiesp