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憲法について、危機を唱える人がいるが、その理由を具体的に分かりやすく語っている人がすくないのでは、という指摘があった。
勉強しない人間が、分かりやすく教えてほしい、と言うのも、確かに問題だが、知ったかぶりで危機だけ煽るのも、或いは、長い間そのままだから憲法改正しても良い、なんて主張も、どちらも、もっと問題だと思う。
まず、憲法とは何か。これは、日本国憲法の場合、日本の敗戦を抜きに語っては意味がない。日本は無謀な戦争をした。そして米国が占領した。戦争は国家の犯罪であるから、巣鴨に戦争犯罪人が留置された。岸信介、安倍幹事長の祖父も投獄された。
米国は、徹底的な民主化と戦争放棄が、日本の戦争犯罪に対する正当な処分と考えた。それと、戦犯のパージである。平和憲法も、民主的な教育の基本も、そこで形成された。
ところが、米国内部に権力闘争が表面化した。朝鮮動乱によって、それは、日本の戦後統治に強い影響を与えた。一人の、米国ジャーナリストは、岸を巣鴨から開放した。佐藤栄作は、弟として、岸を巣鴨に出迎えた。この米国の一部の勢力は、『徹底的な民主化、戦争放棄・平和主義、戦犯のパージ』に急速にブレーキをかけ、『日本をアメリカの属国、戦争への加担、戦犯の一部の再利用』に取り組みだした。その首魁が、岸信介であり、その系譜が、『清和会』、岸、福田、安倍、森、小泉の系譜である。彼らもまた、『遅れてきた青年』であって、既に、徹底的な民主化を標榜し、非武装・平和主義を基本とする憲法が、制定後に、これの巻き返しを求めて結成された集団なのである。
以下、次を参照。
http://blog.melma.com/00112192/20040612232148