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「出馬期待に引導」の天木直人氏 2004/06/12
マッド・アマノさんと天木直人さん
このポスターは「名誉毀損」で訴えられるか?
おおかたの期待に反して、天木直人氏はこのたびの参院選に出馬しないと言明した。
6月8日(火)夜、青山のカナダ大使館ビルの一角で、天木氏の新著「さらば小泉純一郎」の出版記念会が催された。
先月の九段会館での取材がご縁で、筆者にも案内を頂いたので、ちょっとオシャレして出向いた。一万円の会費を払っての参加である。あまり広くはない会場は人で一杯。レバノン産の赤ワインが用意されていた。
天木さんが高校時代に憧れていた「英語の達人」国弘正雄さんが、熱く激励
参院選に出ない、というのは私の予想どおりであった。出席者に贈呈された新著の第六章「この人たちと日本を変えていきたいと思う」冒頭の一ページにその心境が述べられている。
「外務省を去って過去の人間関係と決別し、新しい世界の人々との交わりが始まった。直接会って話し合い、行動をともにする人もいれば、書物や記事を通じて意気投合するひともいる。この人たちは、これまでの私が住んでいた世界の人間とは正反対の生き方をしている。国家権力に守られ、それを利用して、うまい汁を吸おうとしている官僚や政治屋、それに群がる連中とは、およそ対極の世界に住む人たちである。
彼らは肩書きにも、おカネにも恵まれているとは言えないかもしれない。権力とは程遠く、要領の悪い生き方しかできないかもしれない。しかし、この人たちは、間違いなく組織に頼らぬ『個』の生活の大切さを知っている。手柄や出世にばかり汲々とせず、思いやりがあり謙虚で、決して自分の人生を誤魔化そうとしない人たちです。
私はそんな人たちと一緒に、これから生きていきたいと思っている。日本を変えていきたいと思い始めている」
「おそれて、ひるんで、とらわれた」
これが我がニッポンの総理大臣か?
この会の案内状には、坂本竜馬と思われる人物のシルエットと《風よ吹け》という文字が躍っている。『さらば小泉純一郎』の内容の一部を続けて紹介しよう。
第三章「私の人生を変えた小泉純一郎」。選挙に出ないかと天木氏を最初に誘ったのは、かの田中真紀子氏だという。2003年10月、衆院選を控えての時期だった。目白の田中邸に出向いて彼女と面談した彼は、結局どう答えたか?
イラクでの二人の外交官の死について。「 日本政府と外務省は、イラクでの危険な仕事を奥参事官と井ノ上正盛三等書記官に丸投げし、そして、二人は惨殺されたのだ。このことは絶対に忘れてはならない」「 今までのところ、あの事件は米軍に加担した日本の外交官が、反米組織に狙われたということになっている。だが、・・・」
第四章「こんなにもひどい対米追従外交」<対米追従から脱却するために>。「 戦後、連合軍最高司令官として日本を統治した米国は、まもなくその占領政策を180度転換し、日本を自由主義陣営の極東の橋頭堡として利用する方針に切り替えた」「このような米国の対日政策を非難するのはお門違いである。責められるべきは日本の無能な為政者たちだ。彼らには米国の意図を見抜く能力も、迎え撃つ気迫もなかった。そしてその無能さの責任を一切取ることなく、国民に犠牲を強いてきた」「われわれは米国の占領政策を迎え撃つ対米国家戦略を早急に構築しなければならない」「真の日本外交を行える政権の出現が、早急に求められるのである」
第五章「『外務官僚』という仕事」。「私はまったく平凡そのものの、面白味のない人生を歩んできた男だ。大学卒業を待たずに外務省に入り、ほかの世界を知らずに外務官僚一筋の人生を送ってきた。ただ、そんな平々凡々たる人生も、ちょっとしためぐり合わせで激変することがある。少しは楽をしたいと願った人生が、死ぬまで闘い続ける人生となる予感がする」
パーティーには、無名の市井の人々、メディア関係者、政治家若干名、NGOの人々など、互いによく知らないが、天木氏の発言と行動に共感・共鳴し応援しようと集まった。
パロディ作家のマッド・アマノ氏は、小泉首相を猿回しのサルに見立てたポスターを披露し、パロディトークでは、首相から官邸でお土産に貰ったという小さな星条旗を振り、「CIA」と大書してある野球帽を被ってみせた。
天木氏は「レバノン・ツアーを企画しますよ。私と行けば、レバノン国王が晩餐会を開いてくれます。そこにアメリカがミサイルを撃ち込んでくるでしょう」と、笑わせた。しかし「身辺の危険」というのは絵空事ではない。その気になれば、カネと権力の亡者たちは、どんな非情・卑劣な手も使ってくる。
私は先日、JanJanに掲載された「スパイ合戦」という記事に「逗子にもスパイがいたらしい」という書き込んだ際、「自民党をぶっ潰す!」と叫んで首相になった人物も、実は、それと手口は全く同じではないかと考えていた。
スキャンダルを使って脅されたか、買収されたか、クビに縄を付けられた理由は知らないが、小泉純一郎の行動という「事実」をみれば、彼が誰かに操られている「サル」であることは、誰の目にも明らかではないだろうか。
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マッド・アマノ氏に関するweb
THE PARODY TIMES
(安住るり)
http://www.janjan.jp/government/0406/0406105278/1.php