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(回答先: Re: 日本と北朝鮮が一日も早く、正常に交流できますように。 投稿者 長壁満子 日時 2004 年 5 月 27 日 13:24:31)
長壁満子さん、はじめまして。最近「阿修羅」を知ったばかりの新参者ですが、いくつかのあなた様の発言に心を動かされました。今後も注目させていただきたいと思います。
ところで今朝のテレビ朝日「サンデープロジェクト」で石原慎太郎氏が「北朝鮮と国交を正常化したいと本気で思っている国民はほとんどいないと思う」とか何とかのたまっていました。この発言は先の小泉訪朝の評価の文脈の中で語られた一節に過ぎないのですが、何故か聞き捨てることができず耳に残ってしまいました。
はてさて、本当に北朝鮮は世界で一番不可解な国です。不可解な分恐怖も感じますが、一体どの部分がどのように怖いのかすら把握できません。北朝鮮で生まれ育ち、両親が実は拉致されてきた日本人であったことを知らずに成長した5人は、見たところ特別恐ろしい国から来たようにも思えません。彼らにとって日本が「両親を拉致した敵国」と映っていなければよいのですが。
帰国した拉致被害者は「二度拉致されたも同然だ」と私は以前から感じていました。今度はそのお子さんたちが、両親と同じような年齢でやはり人生を分断されることになりました。私は横田滋さんがキム・ヘギョンさんに会いに行きたいと思うのは当然だと思います。家族会の方々がどうして一度も自ら訪朝しないのか不思議でならなかった時期もありました。拉致被害者の半生がどんなものだったのか見届けてあげないのかな・・・と。今度は5人の子供たちの半生を否定することになるのですよね?
5人の気持ちは、私には想像を絶するものです。日本が戦争に負けて、鬼畜米英が善い者に変わり教科書に墨を塗らされた子供たち以上に、本当は混乱しているのではないでしょうか。何が言いたいのか自分でもわからなくなりそうですが、つまるところ、国交正常化によりより多くの人がビジネスや観光その他で行き来するようになることのほうが、彼らにとって今の状態より好ましいのではないかということ。しかし石原氏によれば、そう望んでいる日本国民はほとんどいないらしいのです。(本当にそうなのかな???)
そう言いつつ石原氏は今回の小泉訪朝を「まぁまぁだね」などと彼らしくない曖昧な評価を下していました。私自身は、小泉首相は自己保身と参院選のために、準備不足のまま勝手に行ったという家族会の見方は当たっていると思います。家族会に対する不誠実な態度には本当に怒りを覚えました。イラク人質事件の本質があらためて理解できたような気がします。自己の立場を守るためなら相手構わず利用する人=小泉。
日朝国交正常化は「目的」ではなく何かの「手段」なのでしょうか。いや、そもそも他国と「国交を結ぶ」ということは何なのでしょうか。「国家」が反目しあっていても民(あえて「国民」と書かない)どうしは交流があったりするわけですが・・・。(まとまらなくてすみません)