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(回答先: 嫌なら払わなければいいんで。 投稿者 藤原哲 日時 2004 年 6 月 05 日 15:48:44)
年金を払わなければいいという意見は、年金なんてなくても老後のことは心配ないという人のものです。
極論すれば、小泉-竹中ラインが進める今風社会的ダーウィニズムの復権の流れにそったものであり、弱肉強食、自己責任、勝者総取りの考え方の延長です。
小生は年金なんて関係ないという考え方には反対ですが、その理由は、戦後の社会主義型社会に戻れというのではなく、いまの競争社会のルールが、圧倒的に支配する側、官僚・公務員・それに付随する諸機関や団体側、大企業の上層部側、特定の宗教団体側に有利にできているからです。
こちらに優位になるようにとは言いませんが、せめて同じスタートラインに並ぶことができない限り、そうした考えに乗る気にはなりません。
それ以外にも日本人の器量の問題があると思います。
藤原哲さんの考え方は、原理的に極論すれば、自分がよければいい、弱いもの、競争に負けたものはそれなりの報いを受けるのは当然であり、自分はいまの競争社会のルールでもそこそこやっていける――というところまで行き着きます。
しかし、藤原さんが支配する側、官僚・公務員・それに付随する諸機関や団体側、大企業の上層部や不動産などの資産家の側、特定の宗教団体側でない限り、そうした考えは幻想です。
年金は一種の弱者救済的互助会のようなものと考えています。
かつての日本は、弱者救済は当然のことと考える人がもっと多かったように思えます。
小泉-竹中ラインが進める今風社会的ダーウィニズムの復権の流れは、それだけ日本が貧相になり、器量が狭くなってしまった証左と考えています。