現在地 HOME > 掲示板
> 政治・選挙3 > 824.html
★阿修羅♪
|
現在地 HOME > 掲示板
> 政治・選挙3 > 824.html
★阿修羅♪
|
|
| Tweet |
(回答先: Re: 「元気」の定義って・・・ 投稿者 マドオンナ 日時 2004 年 6 月 05 日 03:39:35)
monologue :「元気発言」の裏側にあるもの
http://www.creative.co.jp/top/main2247.html
Re: 「元気」の定義って・・・と題してマドオンナさんが、長崎女児殺害事件で「元気な女性が多くなってきた」と発言した、井上担当相に対する痛快なコメントを書いてくれました。
その内容は、このトピックスにさきほどアップしましたが、マドオンナさんのコメントには、とても重要なものが含まれていたように思います。
そこでくどいようですが、ここでもう一度そのポイントをなぞり、いま日本社会の水面下でうごめいている、不気味なものに触れてみたいと思います。
マドオンナさんは、以下のような指摘をしています。
＞一見女性を応援しているようで、いや、ひょっとすると
＞そこいらのファロス信奉者よりもずっと男尊女卑、男権主義者なのではないか。
＞この人は、男は女より容易に暴力を振るったり人が殺せるから、
＞男性が女性より優位な性だと思ってたのかな？いや、そう思ってたんだろうなあ、きっと。
＞結局、自分の中にある、「人間の心」を殺し、相手を「人間以下」とみなすような暗示を
＞自らにかけることができるようになって、初めて兵士は
＞「勇気をもった男になる」通過儀礼をクリアできる。
＞サラバ感受性、サラバ人間性、コンニチハ男性性・・・みたいな。
＞つまるところ、野蛮で情感が擦り切れている方が、高等な人間の証拠だという。
＞井上担当相のような発言をする人は、ずっと、
＞「モラル性とは、戦争を起こす男性のあり方が基準」だと思ってきたのではないか。
＞日本はしたくてたまらなかった戦争を止められて、ずっと我慢してきたんだもんね。さもありなん。
＞破壊、暴力＝道徳的、健全
＞創造、共感＝非道徳的、不健全
＞ということでしたか。
＞新しい道徳や倫理社会の教科書にこういう基準が載せられて、
＞人類殲滅に向けての大事業へと子供たちを駆り出すべく奮闘するというのが、
＞為政者の造る明日かもしれない。
＞（やっぱ、男の中の男っしょ？女性も見習うべき、というわけね？）
さて、これからが問題です。
「元気な女性が多くなってきた」と発言した井上担当相が、小泉政権にあっていったい何を担当してきたのかと言うと、それはなんと「内閣府特命担当大臣〔防災〕有事法制担当」となっています。
その意味で、マドオンナさんがあえて「戦場シーン」を持ち出して、
＞戦場で、人を撃ったりレイプしたり、略奪したり拷問したり
＞などという行為を兵士が躊躇していると、必ず上官の
＞「お前はそれでも男か！○ンタ○はついてんのか！男になれ！！」
＞などという怒号が飛ぶ（古今東西）。
＞いや、最近は女性の兵士も増えているから、「怒号が飛んでいた」と言った方がいいかもしれない
と書いていることに、深い共感を覚えます。
有事法が発令されたとき、たぶんこうした怒号があちこちで飛び交うことでしょう。
「お前はそれでも男か！」
「それでもお前は、日本人かぁ！」と…。
いままさに国会を通過しようとしている「有事法案」…。
何度も繰り返し言いますが、もしもこのとんでもない法案が通過してしまったら、
その使われ方に、もはやブレーキは利きません。
総理をトップにごく一部の人たちが「これは一大事、有事だぁ！」と判断さえすれば、
実際に「有事」が起こっていなくても「法」の威力が発揮され、
異議を唱えるものには、「それでもお前は、日本人かぁ！」と、即座に逮捕、
ほとんどどんなことでもできてしまうのですから。
こうしたとんでもない「有事法案」が、井上喜一内閣府特命担当大臣有事法制担当により、
いままさに国会で承認されようとしています。
しかし世の中は、もっぱら「年金問題」や「拉致問題」の話題がしきり。
そんななか、突如として起こった「長崎女児殺害事件」でした。
この事件は非常にショックで、被害者やその家族には言葉もないくらいですが、
しかし、事件がきっかけとなって「井上発言」が引き出されたという点では、
逆説的ながら、非常に大きな意味があったようにも思えます。
いま注目すべきは、「有事法案担当大臣」が、この発言をしたという事実です。
このことは、マスメディアでもぜひ大きく取り上げてほしい問題です。
しかし残念ながら、日本に今「有事法案」の危険性を指摘する声はあまりにも小さく、
民主党でさえ、本当に真剣にこの問題を考えているとはとても思えません。
いま、社会には若年層の失業があふれ返り、それが犯罪や凶悪事件などの温床にもなっています。
となると、これまでにくすぶっていた声が徐々に大きくなり出し、そのためにも有事発令が早まってきそうです。
で、そのくすぶっていた声とは、
「今の若い連中はなっとらん。軍隊を作って根性を叩きのめすべきだぁ！」
その意味でも、「有事発令」に大きな期待が寄せられるかもしれません。
最後に、マドオンナさんのもう一つのメッセージ。
＞進学の準備の為か何の為か分からないが、一生懸命打ち込んでいたバスケットボールを
＞母親にやめさせられたなどという話があったが、（それが事実なら）
＞ただでさえそれで心理的にまいっているところにネットでの会話という、
＞非常に感情に揺さぶりをかけられやすい状況の中で、
＞信頼していた筈の友人の、彼女に対して冷ややか（と思える）書き込みを見てしまった。
日本では、最も多感な人生の季節に、「受験」というおかしなハードルが待ち構えています。
その意味で、犯罪を犯してしまったこの少女も、ある意味で、おかしな日本の価値観と社会通念の犠牲者と言えるでしょう。
とにかくこの事件では、いろいろ考えさせられます。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。