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今国会の最重要課題である年金改革関連法案を巡り、民主党など野党は4日午前、衆参両院で厚生労働委員長の解任決議案を提出するなど抵抗を続け、国会の混乱はさらに拡大した。
与党は同法案について、4日中の参院本会議での可決・成立を目指しているが、野党は徹底抗戦の構えで、成立は5日未明にずれ込む可能性も出ている。
衆院では、民主、共産、社民の野党3党が、衛藤晟一厚生労働委員長の解任決議案を衆院議長あてに提出した。これを受けて、与野党は4日午前の衆院の委員会審議をすべて見合わせた。
衛藤委員長の解任決議案は、「年金改革関連法案の衆院本会議での採決終了まで自らの国民年金未納問題を隠ぺいしていた」などが理由だ。
また、衆院厚生労働委員会は4日午前9時から児童手当法改正案の質疑・採決などを予定していたが、開会前から民主党の若手議員ら約50人が委員会室前に集まって開会を阻止した。
参院でも民主党は、国井正幸厚生労働委員長の解任決議案を同日午前、提出した。さらに、坂口厚生労働相の問責決議案、倉田参院議長の不信任決議案や国民年金未加入・保険料未納が発覚した閣僚への問責決議案などを相次いで出す構えだ。
民主党の今泉昭参院国会対策委員長は4日昼、記者団に対し「解任決議案の提案理由説明は長時間かけてやる。(投票の際にゆっくり歩く)牛歩戦術もやる」と述べ、徹底した審議引き延ばし戦術をとる考えを示した。同党の岡田代表は4日午前、党参院議員総会であいさつし、「(3日の委員会採決は)国会の自殺行為という危機感を持って対応していかなければならない」と強調した。自民党の安倍幹事長は記者会見で「整然と淡々と処理していきたい」と述べた。
(2004/6/4/12:45 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20040604i103.htm