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小泉訪朝で、小泉氏が念書をジェンキンズ氏に密室で手渡したことで、この問題は、非常に多くの錯綜した国際法、国際政治、人権と統治などの重大な事案に関する国際関心事となってしまった。この行為だけに限っても、小泉と言う人間は、全く、思慮分別のない最低の人間であることが分かる。次に説明する。
(項目)
(1)相互主義との関係
国際関係は、国家間の権利・義務互恵の原則が重要であり、相互主義の原則が妥当する。小泉首相は、米国に『逃亡罪』以下の重大罰を重ねたと認定されているジェンキンズ氏に、超法規的に、日本政府の要望として、単に、国民感情に訴えるだけで、合理的な根拠を示さずに、『特例の恩赦』を与えるよう、何度も要求している。これは、法治を無視する要求であって、米国の国家秩序を無視した要望を行っているのである。このため、こうした要望が叶った場合、或いは、要望自体が既に国際的に公表されている現在において、相互主義の原則が妥当し、米国に対して、『日本国の刑罰等の認定者に、米国は、米国の一般市民の感情によって、恩赦を求める』当然の権利を当然に付与する結果となる。これは、米国と日本国の法秩序、国家自立原則の、完全な放棄であって、日本の外交史上、極めて憂慮される汚点である。また、このことは、日本国が外交上のルールを知らない無知を曝け出している点、職業専門家である外交官が加担している点、オープンな形式の要望である点において、米国は日本国の国家機能の機能不全を深刻に憂慮するだろう。
以下、次の諸点については
http://blog.melma.com/00112192/20040525214536
http://blog.melma.com/00112192/
を御参照ください。順次、加筆中です。
(2)『国交のない国の住民(市民権を持つと思われる人)に対する日本国総理大臣としての念書の密室手渡し』問題
日本国と朝鮮人民共和国は国交を有せず、ジェンキンズ氏は朝鮮民主主義共和国の高官と考えられている。その、国家の機関であるジェンキンズ氏と日本国の首相が、外交官僚とのみ同席して、密室で会議し、小泉首相から密談時に、念書を勝手に渡した、という事実は、これもまた、非常に重大な憂慮すべき事態だ。
(3)権限のない保証の問題(空証文)と同盟国との関係