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また反米の火種 イラク刑務所 米兵が拷問【東京新聞】
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20040501/mng_____kok_____001.shtml
【ワシントン=沢木範久】米兵がイラクの刑務所で、収容者に拷問や性的虐待をしていたことが三十日までに明るみに出た。米軍は関係者を処罰したが、拷問の写真は現地でも報道されており、イラク国民の反米感情に火を付けるのは確実だ。ブッシュ政権は新たな火種を抱え込んだ。
問題となっているのは、バグダッド郊外のアブグレイブ刑務所。ずきんをかぶせられ、両手に電線を巻かれた収容者が箱の上に立ち「箱から落ちれば感電死する」と脅されている写真がメディアに報じられた。米兵はまた、全裸にした収容者の前でポーズを取ったり、うつぶせになった裸の収容者を重ねて「人間ピラミッド」を作り、その上に乗ったりしていた。
写真は刑務所の憲兵が撮ったもので、米CBSテレビが最初に報じ、三十日までに現地のテレビ局も放送を始めた。
米軍は監督にあたっていた准将以下十七人の関係者を処分。うち六人は軍法会議にかけられている。直接の容疑は昨年十一月から十二月にかけて行われた虐待という。
ワシントン・ポスト紙によると、訴追された米兵の弁護士らは「上官から命令された行為」と主張している。
同刑務所は、旧フセイン政権時代に残虐な拷問が行われたことで有名。米軍は現在、主に連合軍を攻撃した疑いで数千人を収容している。
CNNテレビは「米国はイラクの民主化を掲げてやってきて、フセイン時代と同じことをしている」というイラク人の怒りの声を伝えた。
ブッシュ大統領は三十日、事件について聞かれ「本当に不快きわまりない。そうした(収容者の)扱いは、米国の国民性に反する」と述べ「処分する」と言明した。