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安倍官房長官、福田外相…小泉仰天人事
参院選後に党・内閣一新
7月11日投開票の参院選後、小泉純一郎首相(62)が踏み切るとされる内閣改造・党役員人事では、永田町で早くも、さまざまな情報が流れている。菅直人代表(57)の国民年金未納発覚など、所属議員絡みのスキャンダル噴出で戦闘モードになれない民主党を尻目に、25日の衆院3補選で全勝した自民党内にも余裕が出てきたためのようだが、仰天人事が十八番の首相だけに事前情報の通りとなるのか?
【装いを新たに…】
「党内に反小泉勢力がなくなったわけではない。参院選前だから一体となっている。首相が強引なことをしたら党内は瞬時に爆発する」
「首相は、私や青木幹雄参院幹事長(69)に『7月から新しい体制で臨む』という意味のことを言った。『装いを新たに』ということだ」
首相の後見人である森喜朗前首相は今月15日、外遊中のモスクワ市内で、予想される内閣改造・党役員人事について同行記者団にこう語った。
【福田氏は外相?】
夕刊フジが披露する“閣僚・党役員名簿”は別表の通り。あくまで、首相周辺などから漏れてきた名前をまとめた永田町情報である。
まず、就任時に「行列ができる幹事長」と騒がれた安倍晋三幹事長(49)は、わずか10カ月で内閣の顔である官房長官に抜擢(ばってき)。今月7日で在任期間が歴代1位の1259日となり、記録更新中の福田康夫官房長官(67)は念願の外相に横滑り。
【安倍氏の後任は中川氏か額賀氏?】
安倍幹事長の後任は、首相の後見人である森喜朗前首相(66)の側近、中川秀直国対委員長(60)か、首相との関係が微妙だとされる青木氏の側近、額賀福志郎政調会長(60)の名前が挙がる。
自民党関係者はまず、安倍、福田両氏の処遇について解説する。
「安倍氏は人気はあるが大自民党の幹事長にはやはり実力不足。衆院3補選で全勝した功績はあるが、これ以上、党務を任せるとボロが出かねないので、官房長官としてリニューアルさせようということらしい」
「福田氏は内閣の要で心労が絶えない官房長官の在任期間が長く疲れている。昨年9月の改造時も『辞めたい』と周囲にもらしていたほど。ただ年金の未払い問題でミソをつけただけに、流動的な面も出てきた」
【焦点は竹中、川口両氏】
最大の焦点は、「新闇将軍」青木氏が昨年来、強硬に求める竹中平蔵金融・経済財政担当相(53)と川口順子外相(63)という民間大臣の交代問題である。
森前首相は「選挙目前に言うべきではない…」と言葉を濁したが、これについても自民党関係者は、幹事長人事に絡めてこう分析する。
「首相としては、弱腰外交が目立つうえ、体調不良でGW中の外遊日程を取りやめるなど、外交日程に影響が出始めている川口氏の交代は覚悟しているようだが、米国の覚えがよく、小泉経済政策を支える竹中氏は変えにくい」
「そこで、青木氏に近い額賀氏を厚遇することでバランスを取るのでは? 森氏は本音では中川氏を推したいが、2回連続で森派が総裁と幹事長を独占するのはマズイ。そこで入閣だろう」
【風が吹けば波が…】
青木氏は最近、親しい議員に「風が吹けば、波が来る」と語っているという。
これは島根県大社町の網元の家で生まれた青木氏一流の表現である。
首相に対して「現在、永田町はベタ凪(なぎ)状態だが、そのうち、風が吹き始めて大きな波(=政局)がくる」と、人事を含めて警告を発したものと受け取られている。
【冬柴氏の入閣説】
このほか、公明党枠で入閣中の坂口力厚生労働相(70)に代わり、冬柴鉄三同党幹事長(67)の入閣説が流れる。
経済閣僚として、亀井派を脱会した武藤嘉文元通産相(77)の名前が浮上しているのは、最近こそ過激発言を控えているが、これまで首相を徹底的に批判してきた亀井静香元政調会長(67)への当て付けだという。
【変人宰相やいかに】
ともかく閣僚の任命権を握るのは、変人宰相の小泉さんである。
昨年9月の内閣改造・党人事でも、愛人変態疑惑を引きずる盟友の山崎拓氏(67)を幹事長から副総裁に棚上げし、甘いマスクの安倍氏を幹事長に抜擢して世間をアッと言わせている。
26日のNHKの報道番組では、「自民党役員の任期切れは党のルールでは9月だ。参院選の状況を見て内閣改造をやるべきか考えないといけない」と語っている。
参院選直後ではなく、9月の党役員人事と連動させて改造幅や時期を検討したいとの意向を示しており、変人宰相の「胸の内」はフタを開けてみるまでは分からない。
【永田町で飛び交う人事情報】
■党人事
幹事長 額賀福志郎政調会長/中川秀直国対委員長
■閣僚人事
官房長官 安倍晋三幹事長
外相 福田康夫官房長官
金融・経済財政担当相 竹中平蔵氏
入閣候補 冬柴鉄三公明党幹事長/中川秀直国対委員長/武藤嘉文下通産相
ZAKZAK 2004/04/30
http://www.zakzak.co.jp/top/2004_04/t2004043001.html