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(回答先: 【参考】これが迫撃砲 投稿者 クエスチョン 日時 2004 年 4 月 23 日 01:25:21)
興味のない人には全く意味のない兵器の話 「大砲の種類」
http://www.h4.dion.ne.jp/~ramar/kojiro/naisyo/heiki/taiho.html
一言に大砲と言っても、用途に合わせて様々な種類があるっす。それじゃ〜、ざっと紹介していきまそうかね。
榴弾砲(りゅうだんほう) 一般的な大砲というやつである。
基本は弾着観測と弾着修正による間接射撃(遠くから、砲弾の落下位置を計算して砲撃)である。
一応、直接射撃も可能ではある。砲弾に榴弾(りゅうだん)という炸裂弾を使用(榴散弾[りゅうさんだん]とも言う)
迫撃砲(はくげきほう)
迫撃砲とは、砲弾を射角45度以上のやまなりの弾道で発射する砲で、歩兵部隊の直接火力支援を任務とした小型砲です。
小型の物は人間2人くらいで移動、操作できるので、歩兵部隊が直接携行する場合も多いようです。
本来は塹壕に砲弾を打ち込む為に開発された曲射弾道砲です。
形状は独特のもので、円筒を縦に置いて2脚で支える。
砲弾は砲口(砲の先)より落っことし、落下と同時に発射薬に点火され、砲弾が発射される。
加濃砲(かのうほう)=カノン砲(キャノン砲)
ただしカノン(キャノン)=CANONは英語で大砲のこと、よって本来はこの言い方は間違いなのだが、日本では一般化してるみたいですね。
ナポレオン時代までは大砲といえばこれのことです。
射角35度以下の弾道で砲弾を発射する、直接射撃砲の事です。
しかし、最近は砲の発達で射程が伸び、間接射撃が可能になってきて、ただの大型長距離砲という意味合いが強い。やはり榴弾を使用。
対戦車砲(たい・せんしゃほう)
これこそ、直接射撃専用の大砲である。
しかし、なにが他の大砲と違うかというと、通常の大砲は榴弾射撃がメインだが、この対戦車砲は徹甲弾(てっこうだん)を主要砲弾としています。
この徹甲弾は目標の装甲をぶち破り、内部で反射しまくり、破壊するという砲弾、よって基本的には爆発しない砲弾なのです。
戦車内ってせまいから、これで致命傷になるのね。(どうせ搭載弾薬や燃料に引火したら爆発するし)
ただし、徹甲榴弾とかも存在する。簡単に言うと相手の装甲を突き抜け、内部で爆発する弾の事です。
湾岸戦争で「劣化ウラン弾」と言う物がで使用されましたが、これも徹甲弾の一種です。
劣化ウラン弾は、砲弾の弾頭に「比重の重い金属」である劣化ウランを用いています。
運動のエネルギーは運動物質の重さに比例する為、徹甲弾としての効果が大きいのです。この砲弾が戦車に命中すると貫通して燃え上がり敵兵を焼き殺します。
日本では劣化ウランが使えないので(当たり前)、変わりにタングステンと言う金属を使用しています。ちなみにコストはタングステンの方がバカ高いです。
艦艇の徹甲弾も基本的には同じです。ただ、艦艇の場合は砲弾が大きいので、炸薬もいれてあり爆発します。
ちなみに戦艦相手には徹甲弾を、巡洋艦以下の艦には榴弾を使用します。理由は、徹甲弾では装甲の薄い目標だった場合、突き抜けてしまい、ダメージが少ないからです。
余談ですが、日本が誇る戦艦大和(やまと)の主砲46センチ砲は、駆逐艦クラス(約排水量2000t)なら直撃で艦を真っ二つにぶっ飛ばしちゃうます。うひゃ〜。
牽引砲(けんいんほう)
トラックや牽引車で引っぱって(牽引する)持ち運ぶ大砲の事。
当然、発射するまでには、車からはずして、発射態勢にしてから装弾、発射するっす。(足を開いて砲を固定、砲によってはタイヤを外す物もあります)
また移動するには車を持ってきて、移動態勢にもどして、車に繋げて移動・・・よいしょ、よいしょ、うひゃ〜大変、大変。
自走砲(じそうほう)
戦車の車体に大砲を乗っけたものでそのまま砲撃可能。注意として、外見は戦車と似ているが装甲なんてなく、対破片用にせいぜい鉄板で囲ってあるだけ。
だって、10〜30km離れて前線を砲撃するんだもん。相手からは見えないよ〜ん♪
ただし、相手が砲撃の方向や距離を計算し場所を予測して撃ってくる場合があったりする。うひょ〜〜〜!(笑)
あと航空機や斥候(せっこう・偵察部隊の事)によって発見通報され位置がばれて撃たれるときも・・・めったにないけどね、これは移動が大変な牽引砲の方が危険だったりする。