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(回答先: 【韓国】初当選議員たちの米国観と中国観 [朝鮮日報] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 21 日 15:23:53)
株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu69.htm
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<韓国総選挙>ウリ党過半数への不安
大統領弾劾騒動と朝日新聞の記事の捏造
2004年4月20日 火曜日
◆韓国総選挙、ウリ党過半数への不安 極東ブログ 4月17日
http://finalvent.cocolog-nifty.com/
15日に実施された韓国総選挙で盧武鉉大統領の与党ウリ党が、以前の第3党から過半数を占める第1党に躍進した。予想された事態ではあったが、もう少しハンナラ党が伸びるかなと期待していた。
選挙の率直な印象は「やべーなぁ」であるが、そういう本音を漏らすと「なぜ」とか突っ込まれそうになる。「やべーなぁ^2」である。簡単に説明できる問題ではないよ。極東ブログのスタンスでいうと、なにもやばいことなんかない、とも言える。板門店共同警備区域を警戒していた100人ほどの米軍がこの10月に完全撤退し、韓国軍に完全委託になるのだが、これも、別にやばいことなんかない。と、言ったものの、私は47歳だが、50歳より上の世代の日本人は内心やばいよなと思っているのではないか。読売新聞は露骨に北朝鮮関連で心配を表現している。朝日新聞ですら内心懸念を感じているようだ(「韓国総選挙――変化の風はやまない」)。
ウリ党は、従来の政治家たちにはできなかった改革を速めようとするだろう。しかし、数の力にものを言わせて強引な進め方をすれば、野党との対立をあおるだけに終わる恐れもある。ここはおごってはならない。
日本にも課題ができた。金鍾泌(キムジョンピル)氏の落選が物語るように、これまで日本との間をつないできた世代が舞台から消えた。若い議員同士の交流をどう築くか。
今回のウリ党勝利は端的に若い世代の勝利といっていいのだから、日本の朝日新聞は韓国の若者に「ここはおごってはならない」とお説教をたれるのである。ありがたいだろ。
よその国の内政を諭す気にはならないが、そういう気持ちもわからないではない。昨年11月26日朝鮮日報社説「国がここまで上手くいかないなんて…」(参照)がある意味具体的でわかりやすい。なお、この記事で野党となっているのが今回与党になるのである。
最近の大韓民国は本当に「めちゃくちゃ」としか言いようがない。
▲在韓米軍問題
▲イラク派兵
▲労使間葛藤
▲自由貿易協定(FTA)と農民問題
▲セマングム
▲京釜(キョンブ)高速鉄道の金井(クムジョン)山区間
▲北漢(プクハン)山トンネル ▲行政首都移転問題
▲スクリーン・クォータ制度
▲扶安(プアン)問題
▲大学入試の公信力をめぐる危機、
など問題は山積している。
こうした問題の中にあって、何一つまともに解決されたものがない。ここに、大統領による特別検事制法案の拒否で、与野党の対立問題がまた1つ加わった形だ。
本当にもどかしいのはこれら問題のうち、そのほとんどは政府の不手際によるものだという事実だ。
別の見方をすれば、大統領側のウリ党が与党になることで「政府の不手際」が解消されれば問題はスムーズに行く、とも言える。さーて、そう思いますかね?という以上、私はつぶやくべきでもあるまい。
韓国がどうしてこういう政治に転換してきいるのかについて、私は、ちょっと単純過ぎるようだが人口動態が最大の原因ではないかと考えている。このあたりの基本である386世代については毎日新聞社説「韓国総選挙 政治の混乱収拾が急がれる」がわかりやすい。
候補者も支持者も「90年代に30代になり、80年代に大学に通い、60年代に生まれた」いわゆる386世代と呼ばれる40歳代の青壮年層が中核だ。高度成長下に育ち、革新志向が強い。それが時に反米的民族主義感情を高め、米国の対極にある北朝鮮への親近感となっているといわれる。大統領選で盧氏を当選させた原動力は、米軍装甲車による女子中学生ひき殺し事件に抗議する反米デモだった。
これを人口ピラミッドで確認すると面白い。少し古いのだが、ネットにあった。「人口で見る韓国/ソウル 」(参照)である。グラフの画像の拡大はこちらにある(参照)。
すぐ見てわかるように、20歳から40歳までの層が厚い。選挙時このグラフを睨んでいる私に、「何を見ているのか」と問う者がいたので、「ある国の人口ピラミッドなんだけどどう思う?」と訊いてみた。「高齢者が長生きできないみたい」と答えた。ぎゃふん。
グラフを見てわかるように、現在の40歳代までは途上国的な発展をしていたのだろう。日本と10年ずれのシフトという感じではないか。そして、発展の雰囲気が20年間続いたのだろう。いずれにせよ、この20歳から40歳までの層の厚みが今回の政変の基礎になっているのだろ。とすれば、10年から15年後にはまた大きな変化が来るだろう。
人口分布についてもこの記事に面白いコメントがあった。
ソウル市の人口は989万5000人で、全国の人口の21.4%。そして仁川広域市と京畿道を含む首都圏の人口は2135万4000人。なんと全国の人口の46.3%、つまり韓国の人口の約半分が首都圏に住んでることになるんですね(@_@)。すごい集中ぶりにびっくり!
とびっくりされているが、日本でも都市部に1/4は集中しているのではないか。だが、韓国ほどの都市化ではないだろう。当然ながら、これを背景に韓国では住宅事情の問題もあるようだ。
と、オチはない。なにが「やべー」だよだな。そうそう。これは歴史の感覚とも言えるものなので、うまく説明はできないのだ。
◆韓国は今どうなっているの?大統領弾劾騒動と朝日新聞の記事 3月20日
http://www.myprofile.ne.jp/blog/archive/kyamash-page/65
アサヒコムをなぜかブラウザのホームにしているので、ブラウザを上げるとアサヒコムの記事を読むことになる。
『「大統領弾劾反対」のろうそくデモ、50万人規模 韓国』の記事と写真が飛び込んできた。前にこのblogで今回の弾劾劇を見ていても「インターネット世代の大統領への熱狂が去った後のむなしさのようなものを感じる」ということを書いたが、50万人の弾劾反対デモというなら、熱狂が去ったなんてとんでもないということになる。あわてて他のサイトを見てみた。
どうも様子が違う。読売新聞のサイトでは、キャンドルデモのことは出てこない。毎日新聞でも扱いは小さい。Mainichi Interactiveに「アジアの目」というページがあり、そこは各国別にニュースが載っているので何かわかるだろうと思って見てみた。「大統領弾劾−殺気立つインターネット攻防」という記事はあるがデモのことはない。むしろネットの匿名性のためにののしり合いになっていることを愁うる記事であった。
そのページに朝鮮日報(日本版)のバナーが出ていたので、そちらをのぞいた。確かに20日に10万人規模のデモがソウルで予定されていると書いてあった。予測の5倍集まったのかと、もう一度朝日の記事を読む全国で50万人規模になったということらしい。しかし18日には「5日連続キャンドルデモ 参加者は半分」という記事すらある。
どうも朝日が伝える弾劾反対、反米集会の記事と他紙との間に温度差がある。ほんとはどっちなのだろう。書き方によって、写真の撮り方によってこうも違うという良い例。朝鮮日報が伝える2000人のキャンドル集会はアサヒコムでは写真入りで掲載されているが、参加人数は書いてない。これはちょっとアンフェアだよね。今日50万人と書いたんなら、この記事は2000人(主催者発表)と書くべき。
下の二つの記事を読み比べてみよう!!すぐに見られなくなるから今のうち。写真の雰囲気の違いもよく見て。メディアリテラシーの授業に使えそうなこんな面白い記事はめったにないと思う。
http://www.asahi.com/international/update/0317/012.html
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/03/18/20040318000002.html
(私のコメント)
このところイラクの日本人人質事件に振り回されて、大きな影響を与えるニュースがあったにもかかわらず触れることが出来なかった。韓国の総選挙は、少数与党だったウリ党が過半数を占める大勝利で、これで盧武鉉大統領の復帰と安定政権が確立する。弾劾決議が可決した時点で「これはまずい」と見ていましたが、ハンナラ党の読みは間違っていた。何もしなければ総選挙ではハンナラ党が勝っていただろう。
韓国の国民性は激興しやすく、感情に走るあまり極端から極端へと振れてしまう。女子学生の事故死をめぐる事件から、反米感情が高まり、反米を掲げた盧武鉉氏が大統領に選出された。今回の総選挙も、弾劾決議はやりすぎという感情が、ハンナラ党への反感を呼び、ウリ党が勝利した。
NHKやTBSの報道番組では世代交代が大きな原因だと解説している。確かに20代から40代までの世代が7割もいるので、彼らの世代に支持される政党が勝利することになる。彼らの先頭に立つのが386世代と呼ばれる30歳代が中心になっている世代だ。丁度ネット世代とも世代は共通している。
韓国は80年代から民主化が進み、それまでの軍事独裁政権から民主的な選挙で選ばれた大統領になった。その結果、教育も反共一点張りから、左派勢力が学校教育に入り込み、親北朝鮮的な青少年世代が育成された。それが386世代と呼ばれるようになった。日本で言えば安保闘争世代に相当する。
だから386世代は反日的というよりも反米の色が強い。そして同じ民族である北朝鮮に親密感を持っている。その彼らに支持された盧武鉉大統領と安定多数を得た議会で、これからの韓国はどのように変化していくのだろうか。アメリカはすでに韓国を見捨てたようだ。少なくとも軍事的な関与は消極的になってゆくだろう。
今日も中国の首脳と北朝鮮の首脳が秘密会談を開いていますが、会談内容は知る由もありませんが、韓国をいかに中国北朝鮮の陣営に引き込むかの戦略を練っていると見るべきだろう。中国や北朝鮮にしてみれば韓国のハイテク産業と経済力は喉から手が出るほどほしい。その同調者が盧武鉉大統領だ。そして統一朝鮮の夢を抱いている。
日本にも韓国の386世代と同じような、親中国・北朝鮮のイデオロギーを持った工作員がマスコミなどに沢山いるようだ。イラク人質事件などを見ればわかるように、事あるごとに偏った大プロパガンダを放送し続ける。朝日新聞では50万人の抗議デモと報道されたのに、実際は2千人のデモだったりすることがある。
だから最近では大手メディアが流し続けるニュースには一定のフィルターを付けて、疑ってみたほうがいいのだろう。だから最近では「2ちゃんねる」のほうがイラク人質事件は自作自演の「やらせ」だと当初から見抜いていた。だからこそ人質家族を前面に押し立てて「自衛隊の撤退」を涙ながらに訴えたことに批判が高まった。
すでに世論の主導権はテレビや新聞などの大手メディアからネットに移り始めているのだろう。朝日新聞の50万人の大統領弾劾抗議デモの大誤報もすでに抹消されてない。数々の作為的な記事ばかり書いているから一ヶ月も経たないのに抹消してしまう。自分の書いた記事に自信と信頼があるのならバックナンバーとしてとって置くべきだろう。
私は、今回のイラク人質事件でも、犯人グループの要求に応じて自衛隊を撤退させてはならないと主張したし、犯人グループに日本人がからんでいるとも指摘し、ビデオの脅迫は自作自演だとも指摘してきた。しかし大手メディアは終始ネット情報の後追い記事ばかり書いている。取材力や分析力がない記者ばかりだからこうなるのだ。