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これで決まるな、日本の将来;参院選
・・・喜多 武司・・・
とうとう天王山だな。6月25日に公示されたので、外国にいるおれは7月11日の投票日1週間前までに大使館で投票をしなくてはならない。地方区は投票できない。比例区のみの投票権利というのもきな臭い気がする。権利の行使である選挙権が外国にいるということで制限をされていることは、まあ、本音と建前を使い分けるお上らしいやりかたといえるがな。
さて今回の参院選だが、年金問題や多国籍軍参加問題といった国民の生活に重大な影響を及ぼす政策の是非を問うわけだ。有権者の意識もたかく、特に若者層の投票意欲がたかくなっていることに、おれはかすかな希望を見出している。「投票に行く」という権利行使がどれだけこの国の将来に大切かがわかってきたらしい。現政権にお灸をすえたい有権者は自民・公明には絶対にいれない、そして棄権もしないということだ。間違ってもしてはいけないことはどうせ社会は変らないからと、「棄権」をすることだ。結果は間接的に政権党である自民・公明に有利になってしまう。なぜなら両政党とも組織力があるからだ。組織力があるということは棄権率が高ければ高いほど、政権党に有利になってしまうのだ。そこのところをしっかりと頭にいれておくことだ。
今回の参院選で与党が勝ったならば、日本はおしまいだ。何がおしまいかというと、人間の自由を保証する基本的人権の形骸化が、コイズミ政権のもと飛躍的に進むだろうからだ。そのことによってこれまで以上に息苦しい世の中になっていく。いまでも学校での国旗・国歌の押し付けやイラク派兵に端的に顕われている。
また教育基本法や憲法改正の改正が具体的な日程にのぼることだろう。権力者の足枷である「憲法」を改正させたら芋づる式に徴兵制も日程にのぼってこよう。変なところだけ男女平等と銘打って、女子にも徴兵義務を施すにちがいない。今の10歳未満の子供たちが徴兵に採られる危険性がたかくなった。おっとおれの息子も9歳だ。スペインでは2004年に徴兵制をやめることになった。日本では徴兵復活ときたもんだ。一応息子は2重国籍だから日本の徴兵を逃れることはできるが、息子の考えを尊重したいおれとしては、気の重い話だ。
政権党が勝ったならばあれよ、あれよという間に社会が変質していくだろう。国民が選んだ政権なんだから、痛い目にあうのも国民、それでいいじゃんか、という気持ちもあるがな。社会の行く末を真剣に心配している真面目な若者諸君、今回の選挙で自民・公明が勝つようならば、さっさと外国に逃げ出すことだ。おれも受け皿をつくるべく奔走することにする。たった一回の大切な人生を息苦しい社会で、細々と生きていることはあるまいて。
歴史は繰り返す、という。国民を痛めつける法整備が着々と進んでいる。有事法制だって、結局は国民の財産や自由をうばう権力行使の法令だ。権力者のやりたい放題を制限する憲法を改正することの重要性をどれだけの国民がわかっているのか。憲法と他の法令の違いをしっかりと学んでこなかった(いや、自民党政権の策謀により学ばせてもらえなかった)国民のツケが今回の参院選で花開くことになるのだろうか。
2004年6月27日 喜多武司
http://perso.wanadoo.es/takeshi/saninsen040627.html