現在地 HOME > 掲示板 > 政治・選挙3 > 1181.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
参院選がきょう公示される。投票日は来月十一日だ。後世の史家は、今回の選挙が二十一世紀の「この国のかたち」を決めたと評価を下すだろう。
自衛隊の多国籍軍参加や年金制度改革で見せた小泉首相の「後出し」手法に加え、憲法改正の是非も国民は問われている。焦点は、小泉自民党が単独過半数の五十六議席をとれるかどうかだ。ぜひとも投票所に足を運び、自らの意志を示してほしい。
首相は「沖縄慰霊の日」の二十三日、二年ぶりに魔文仁(まぶに)にの平和祈念公園で開かれた沖縄全戦没者追悼式に出席、「二度と悲惨な戦争を起こしてはならない」とあいさつした。
県立首里高三年の金城実倫君は平和の詩「戦争をしないと決めたこの国で」を朗読。その中には「見つめていこうではないか 今世界で何が起きているのかを!」とあった。イラク多国籍軍への参加問題で、とても説明責任を果たしたとはいえない首相に沖縄県民の思いは複雑だ。
この日、イラクで武装グループに拉致されていた韓国人の貿易会社員、金鮮一さんが、韓国民の願いも虚しく遺体となって発見された。犯行グループの作成のビデオで「死にたくない」と絶叫する金さんの姿が忘れられない。とても他人事とは思えなかった。
首相は事件に関連して、韓国政府の追加派兵方針堅持を支持。イラクでの自衛隊活動方針に変更はないと強調した。その判断への賛否を含めて参院選の投票に臨んでほしい。
『東京新聞』6月24日<筆先>より転記