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狛江市長選:共産系の矢野氏が接戦制し3選 毎日新聞 2004年6月20日
狛江市長(東京都)20日投開票。矢野裕氏(57)が3選。元都議の河西信美氏(59)を破る。
矢野氏は湯沢市(秋田県)、陸前高田市(岩手県)と同様、全国で3人の共産党員市長の1人。
国政で与野党に分かれる自民、公明、民主各党が相乗りで支援した河西氏との戦いを制した。投票率は51.83%。
確定得票数次の通り。
当15940 矢野 裕=無現(3)[共]
15804 河西 信美=無新[自][民][公][ネ]
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20040621k0000m010102000c.html
(引用終わり)
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(以下、私の勝手な書き込み。)
東京狛江市長選挙戦の構図
「豊かな狛江をつくる市民の会」 VS 「愛と勇気で未来をひらく狛江市民の会」
矢野市長陣営(共産推薦) 河西氏陣営(自民、民主、公明、生活者ネット推薦)
矢野市長の勝因@
トンデモな前市長に代わり、
市民の暮らしに力点を移しながらも借金残高を減らす市政が受け入れられた。
矢野市政で変わったこと
・在宅介護施設の拡大。
・乳幼児医療費の無料化は、多摩地域トップクラスに拡充。
・平日夜間の小児救急診療を立ち上げ。
・全都に先駆けて介護保険料の減免制度を導入。
・進んだ情報公開条例に加え、
市民参加と協働の基本条例、市民、事業者、行政が協議し開発を進めるまちづくり条例を整備。
このように、市民の暮らしや福祉を充実させつつ、
賭博&失踪した前市長に代わり、借金増政策に歯止めをかけ、
公共事業の名による無駄な支出にも歯止めをかけ、
借金残高を減らし、財政を立て直したことが大きかったのだろう。
矢野市長の勝因A
反市長陣営の論戦が情けなかった。
・矢野市政の実績の可否にあまり触れず、市は財政が破たん寸前であるとの批判を展開したが、
財政が厳しくなったのは、大型公共事業(&賭博)に熱中した前市長がつくった、
膨大な借金が原因なわけで、批判はそのまま反市長陣営にあてはまってしまった。
(前市政:大型公共事業を集中実施し、市の借金を104億円(92年)から239億円(96年)へと激増。)
(前市政の借金拡大予算に賛成し、前市政を支えていたのが、当時市議の反市長陣営候補の女性都議と、
当時与党だった自民、公明。)
・反市長陣営候補は選挙戦で、中学校給食が実現していないことを槍玉にあげていたが、
同候補は、矢野市長が提案した中学校給食の実施構想の策定予算に反対し、
さらに、本格的な中学校給食までの措置として提案した牛乳給食にも反対しており、
市民の視点に立たず単なる党略的な行動をしてるように見られてしまった。
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自民公明を中心とする多くの都議会議員や国会議員、さらには、
石原東京都知事までもが応援に参戦しても、反市長陣営が勝てなかった理由は以上の様な点にあると思う。
それにしても、地方の選挙になると、独自候補を立てずに、
自民公明に擦り寄ってしまう民主党にはいつも疑問を感じる。