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日々感じた疑問をやり過ごすと−。社会が全体主義に染まっていく姿を描いたフランスの寓話(ぐうわ)「茶色の朝」(大月書店)が国内で静かなブームを呼んでいる。「今の日本に重なる」と刊行から半年で九刷りに達し、ベストテン入りした書店も。この手の本では異例の売れ行きだ。
ある国で主人公は、友人が犬を始末した話を聞く。茶色以外の犬や猫を政府が禁止したからだ。批判した新聞も廃刊に。不安を覚えながらも気にしないようにしていた朝、手遅れと知る。
著者は心理学者、フランク・パブロフ氏。茶はナチス初期の制服の色だ。原文はわずか11ページで、1998年に出版。4年後のフランス大統領選で極右政党・国民戦線のルペン党首が躍進した際に注目され、ベストセラーに。
昨年春、原文に接した大月書店の丸尾素子さん(36)は「イラク特措法などを何かおかしいと感じても、そのままにしてきた主人公はわたしみたいだ」と感じた。
本にしようと映画や音楽でも活躍する米のビンセント・ギャロ氏に挿絵を依頼。詩集のように美しい仕上がりになった。哲学者の高橋哲哉東大大学院教授が「この物語は日本と無縁ではない」とメッセージを寄せた。
読者から同書店に「『これも茶色』とニュースを見る目が変わった」と反響が届く。今の日本が危機的だとして「朝どころか昼」の指摘や「まだわたしたちにはできることが残されている」との決意表明も。
松山市の大学生、大野絵理さん(21)は「じっとしていられなくなった」。教育基本法改正反対などに取り組むようになり、近く地元で本の朗読・講演会を企画している。
高橋教授は「小さな疑問や違和感を大事にしてほしい。絶望したら終わり」と訴える。
48ページ、1050円。問い合わせは大月書店、電話03(3813)4651。
(06/19 18:33)
http://www.sankei.co.jp/news/040619/bun074.htm
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イタイよ・・・サンケイ・・・無自覚過ぎやしないか?茶色の朝が来てもサンケイは絶対に「廃刊」にならないよ。
こういうのは、ホンカツなら「ニクソンのターニャ」というんだろうな。